
2024年2025年、日本の米が不足しているとニュースで見かけます。
現在、我が家はアメリカの田舎に駐在中。アメリカでは全く米不足はなく、日本のお米でさえもアメリカでは昨年と同じような価格で購入できるようです(*我が家は日本米は買っていません)。
ニュースでは日本は米不足とみかけるのですが、実家や友人達は困っていないとのこと。田舎だから?
田舎ならではの米事情の話です。
*あくまで個人の体験意見です。
1.田舎、近所の人からお米は買える

20年ほど前にあった米騒動の際、実家もお米がなくなりました。
タイ米なども入荷されましたが、結局実家ではタイ米は購入せず。近所の農家の方にお米を売ってもらいました。1度だけ、王様だった大正生まれの祖父から孫全員命令されて、タイ米のおかゆを食べました。不味かったです。
売ってもらったのは、数件先の兄弟の親友の家。普段から家族総出でキャンプ旅行に行ったり同じ部活に入って親同士もお互いの子供を送迎する仲。田舎ですが、専業農家ではなく兼業農家です。
結局お米は売ってもらいましたが、母はお米を買わせてもらうことに最後まで抵抗を持っていました。
母「普段はその家のお米を買っていないのに、困ったときだけ頼るのは虫が良すぎる。」
と。
▼わりと最近まで、自分が田舎育ちだと気づいてませんでした

↓アメリカのパックライスは中国産が多いので、日本で買って帰りたい。でも、日本の米不足も心配です。
2.余ってるなら売って欲しいとはいえない、田舎ならではの米事情

実家の周りは家が建てられない地域になるため、実家の周りはほぼ田んぼと畑。管理しきれない地主さんが近所の住民に無料で貸し出しているぐらいです。
ほとんどが兼業農家ですが、巨大な精米機のダクトが道路に出ていて臭いがしたり騒音がするので、どの家が大きい精米機を持っているのかわかります。
田舎だと非常に困ったらご近所さんからお米は買えるのですが、田舎ならではの事情もあって意外と「米を買わせてほしい」と言いづらかったりもします。
田舎は、近所の人がほぼ顔見知り。新しい人が引っ越してくると、すぐに噂が回ります。我が家は父の代で新しく家を買ったため、引っ越し当初はやはり噂になったと。お隣さんが地域のボスに近い奥さんだったので、母曰く助かったそうです


近所付き合いが大変なので、米騒動の間にお米を売って欲しいといおうものなら
「困ったときだけ頼ってきた!」
とすぐに噂が回ります

そんなわけで、現在実家はお米は近所の人から購入せず、他府県に住む50年来の父の友人農家から購入しているそうです。
意外と都会の人が旅行で田んぼを見かけたときに、
「お米余ってませんか?」
と聞いたほうが買えるかもしれませんね。
*ただし、田舎の田んぼで育てているのは育ちやすい銘柄なことが多いです。銘柄が限られるので、味が美味しいかは別です。
↓アメリカのカリフォルニア米はアメリカで何円?こんな感じです。
↓精米機、普通に実家にあるので「精米したては美味しい」と言われて驚きました。毎日精米したてです。


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▼田舎生活も結構好きです。日本の田舎に慣れているので、アメリカの田舎も問題なかったりも(野ウサギやリスと戦っています)
▼田舎と都会の学力比較。帰国次女(我が子)の受け入れを考えると、また意見は異なるなぁと思うこの頃。

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