アメリカ現地中学校のディベート内容がすごい！アメリカ企業批判！日本との違い : 子供3人、元リケジョ転勤妻の奮闘記

現在アメリカ田舎に駐在中の我が家。アメリカに住んで2年半が経過しました。

日本人が1人もいないアメリカ現地学校に転校した、我が家の子供達。

日本人と会うことも相談することもないのでただただアメリカ生活に驚くことばかりですが、アメリカ現地中学校は小学校以上に大変！

現在中学生の第1子が社会の授業でやっているのは、アメリカ企業が良いか悪いかのディベート！

日本だと自国の企業批判を公立中学校でするのはありえないのでは？

面白いような大変なようなの、アメリカ田舎駐在生活体験談です。

＊あくまで個人の体験談です。アメリカは広いので、地域によって全く異なります。日本人がいないのでアメリカの他の学校のことを話したこともありません

コカ・コーラは善か悪か

ディベートのチームの分け方

1.コカ・コーラは善か悪か

一般的に、日本よりアメリカのほうが議論をする勉強が多いと聞いたことはありました。

アラフォーの私が小学生か中学生のときにもディベートをしたことがありましたが、その場で2チームに分かれて議論したものの、それほど変わった意見は出なかった気がします。

現在、2025年3月のアメリカ田舎公立中学校に通う第1子のディベートテーマは、
コカコーラは良い企業か悪い企業か。

元々、2024年度後期はアジア・アフリカについて勉強している、アメリカ中学7年生。

▼アメリカは都市で全く学年が異なります。我が家の住む市はこのシステムです。

日本から始まり、現在インドについて勉強している子供達。その中で、
コカ・コーラがインドに工場を建てて水を使ったことで、インドの水がなくなった
ということが習ったそうです。
＊おそらく第1子がこのようなことを言っていましたが、英語が聞き取れているのか私がちゃんと第1子の話を聞き取ったかは怪しいです

なんせ、毎日事件が起こり過ぎて子供3人とも話しまくります。

また、
コカ・コーラはロシアに資金援助した
とも学校で習ったそうです。
＊同上、私自身真偽は確認していません。

コカ・コーラの良い面としては、
リサイクル素材を使用していること
だとか。

このことを踏まえ、クラス内で2グループに分かれてディベートすることになったそうです。正しくいうと、裁判所で援護（擁護？）する側と訴える側に分かれるそう。

まず、日本だと公立中学校で日本の現存する一企業に対して「善か、悪か」なんて話し合いませんよね。企業が公害を起こした事件でさえも、企業名より病気名と原因（カドニウムなど）・症状を記憶している人の方が多いのではないでしょうか。

▼昨年度も社会は日本との違いが大きい科目でした。

▼成績の話。

↓アメリカにはない日傘。エコバックも、初めて日本に帰国したことは存在を忘れていて買いました

アメリカだと車ばかりなので、エコバックも大きいものが主流です（田舎の場合）。

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2．ディベートのチームの分け方

日本でディベートをするとき、
「◯◯だと思う人！こちらの席に集まってください。△だと思う人はこちらに。」
と、自分の意見に近い方に分かれたことが多かった気がします。平成初期の話なので、今の子供たちがどうなのかはわかりません。

今回のアメリカ中学校での分かれ方、子供の話を日本語にして説明すると
子供「アイスの棒の先に色がついていて、コカ・コーラが良い会社か悪い会社か決められたほうのチームに入る。」
と。その時点で私（母）は「？？？」なのですが、

アメリカ、自分がディベートテーマについて賛成なのか反対なのかは選べません

子供の話によると

「くじなので私のチームは男の子1人、相手のチームは女の子が3人しかいなかった！」
「私のチームにいる男の子が◯◯（親友）の好きな人だったから、その男の子と◯◯を皆でリーダーに選んだ！」
「リーダーとその他の生徒の役割は異なっていて、リーダーは2人並んで一番後ろに座ることになっている。」
「（好きな人と一緒にリーダーをやることになった）◯◯は、「きゃー！！」と叫んでいた。」

と、授業の話を聞いているのか中学生の恋愛話を聞いているのか、私はよくわからなくなります

アメリカ人と恋愛話ができるなんて、アメリカ生活に馴染んだものだなぁとは思っています

第1子はくじで「コカ・コーラを擁護する、守る」側の立場。弁護士のような立場になるそうで、弁護士名も決める必要があるそうです

実名を使いたくない第1子に友達が、「名付けランキングの中からいい名前選んであげるよ！」と言ってくれたそうです

早速ディベートで勝つために、学校では習っていないコカ・コーラの事実について調べてプレゼンテーションを作っていました。ディベートのために家でしっかり下準備をすることも、私の子供時代ではありませんでした。パソコンがまだそれほど普及していなかったからでしょうか？

子供は日本の中学校にはまだ通ったことがないので今の中学校のことはわかりませんが、ディベートでどちら側につくかを強制的に決められても、子供達はすんなり受け入れるものなんですね。

私なら「コカ・コーラは良い企業ではない」の方に入りたいなぁと思いましたが、第1子は特に違和感がないようだったので伝えていません

良いか悪いかは別として、日本の教育を受けた私とは全く別の価値観を持ちそうだなと思うこの頃です

▼英語の話せない幼児。でも、本人気にしていませんでした

▼英語が全く話せない小学生。大変だったのは？

▼少し英語が聞き取れていた小学生。ある意味アメリカンな歓迎！

↓アメリカはピタピタパンツ、日本はゆったり

日本用の服はアメリカとは別に購入しています