
現在アメリカ田舎に駐在中の我が家。アメリカに住んで2年半が経過しました。
日本人が1人もいないアメリカ現地学校に転校した、我が家の子供達。
日本人も日本人とのハーフも1人もいない、アメリカ現地中学校に通う第一子。渡米2年ちょっとで、英語フォロー一切なし(ESLもなし)になり、完全アメリカ人と同じカリキュラムで学んでいます。
アメリカと日本では教育が全く違う!アメリカ内でも違う!それどころか、学校内でも違う!
日本ではあり得ないシステムですが、驚くほど熱心な先生に当たることも。
今年度、第一子は人生で一番熱意のある先生達に囲まれています。
日本だとあり得ない、アメリカ特有の社会の授業に関する駐在体験談ブログです。
*あくまで個人の体験談です。アメリカは広いので、地域によって全く異なります。日本人がいないのでアメリカの他の学校のことを話したこともありません

1.アメリカは指導要領が統一されていない

アメリカ、どうやら全米での指導要領が決まっていないようです。
第一子がアメリカ現地中学校に通い始めたとき、授業内容、特に社会に関しては社会なのか図工なのかわからない授業や課題が多くて不思議に思っていました。
日本人がいない&英語が苦手=聞ける人がいない!で、当時は大変でした!
▼スクールバスで帰ってくるはずの子供が帰宅せず。
▼どういうこと?
▼日本人が1人もいない学校に通うということ。
アメリカ中学生2年目にもなると、やはりこれはおかしいなと。
子供達は土曜日の日本語補習校にも通っているため、日本の教科書も持っています。それを私の英語の個別指導、いわゆるチューターをしてくれている先生(60代早期退職済男性)に見せました。
アメリカ人先生「アメリカより日本の教育システムの方が優れていると思う。」
とのこと。
アメリカは州に権限が与えられていることが多く、教育もその一つ。そのため、州ごとの教育格差が非常に激しいです。
州による教育の統計と、州の中の市ごとの統計を見ることができました。
↓日本からアクセスできるかわかりませんが、州ごとのランキング。
我が家の住む州は、総合ランキングは高くないものの学校の質(school quarity)は上位。田舎の市なので、別サイトにあった州内でのランキングでは教育水準は高い方ではありませんでした。
やはりどの州でも、州都が一番教育水準が高いようです。
ある程度は決まっているとは思いますが、教科書もないので全て先生次第。
アメリカは先生の異動もありません。以前の第一子の担任は、20年同じ学校の同じ学年を教えているという元気なおばあちゃんでした。
▼昨年度も社会は日本との違いが大きい科目でした。
▼成績の話。
▼親としては、渡米2年目中学校進学が1番大変だったと思っています。勉強のレベルが一気にあがりました。
↓1人1台、家族で5台所有している家族も!海外生活には必須!カラオケもできます


2.アメリカ現地中学校、社会の授業でやること

第一子、今年度の社会の後期はアジア・アフリカがテーマです。
現時点(3月)では、まだアジア。インドについて勉強しています。
スタートは日本でした。
日本について習っているときにやったことは
- スリッパを作って教室で履く
- 白米を炊いて食べる
- 折り紙で鶴を折る
- 鶴を折ってくる宿題
- となりのトトロ鑑賞
- 日本文化の日(生花や柔道、抹茶などと日本語を教えている日本人大学教授を呼んで日本語勉強)
- 日本語で数を数える
- 起立礼着席を必ず授業前にやる(当番も決める)
- おはようございますと挨拶する
その他に
- 台湾の夜市
- 韓国に伝統的な紙作り
- 中国料理店にランチを食べに行く遠足
- ベトナムのフォーを作って食べる
- インドのダンス
- フィリピンの遊び。日本でも昔あった竹2本を2人が持って、、もう1人がステップを踏む遊び
コカコーラがインドに工場を作ったがどんな悪いことをしているのか、反対にコカコーラという会社は環境のためにどんな工夫をしてるのか。
コカコーラはアメリカの会社

アジア人は少ない地域なので、該当の国から来た人がいない場合は先生がyoutube を見ながら教えます。
ちなみに、台湾の夜市の際には余った時間でクレヨンしんちゃんを観たそうです。それも、音声日本語、字幕英語!
我が子は面白かったそうですが、アメリカ人は初めびっくり。でも、徐々に面白がっていたとのことでした。選んだのは、白人にしか見えないけど台湾人とのハーフで日本にBL漫画にも手を出している女の子だそう

アメリカではアニメを禁止している家庭もあるので、公立学校でクレヨンしんちゃんはダメな気がしますね

▼英語の話せない幼児
▼英語が全く話せない小学生
▼少し英語が聞き取れていた小学生(第1子。後々はこの子が1番苦労します)
↓アメリカで花の配達なんて田舎だとありえない!毎年アメリカにいながら楽天で母の日の花を注文できるのは助かります

3.学校の先生が資金を集める

↑最近第3子が学校でもらってきたアイルランドのコイン?よくおもちゃも持ち帰ります。
アメリカの社会の授業、当然すごくお金がかかっています。
炊飯器も象印だったとか。先生に頼まれて、トイレの水道で我が子と友達がお米を炊きました。先生に言われてトイレの水を使ったそうですが、我が子はそのご飯は食べませんでした



すごく熱心な学年なので、毎週写真付きで全ての教科についてまとめたレポートがメールで届きます。特別なイベントをやった時は、プレゼンテーションもついています。
プレゼンテーションでは動画もついていて、普段はあまり写真が載っていない積極的ではない第一子もよく採用されており、楽しく読ませてもらっています。
プレゼンテーションの最後に団体名が。「surpported by」ってやつです。
そう、おそらく資金豊富な社会の授業は、いくつかの団体からの寄付で成り立っていました!
これをみるまでは、「先生、やたら授業で使える予算を市からもらっているんだな」と思っていました。
私も日本文化の日は手伝いに行きましたが、年配ゲストが多くてびっくり。
寄付文化は、アメリカあるあるですが、色々とすごいアメリカの社会の授業。
非常に熱意のある先生なので全米でも表彰されており、先生が招待された海外研修は
- 日本
- 韓国(北朝鮮との国境も。撃たれないように汚い服をきていけと言われたそう。)
- 南極
子供「先生、すごい・・・」
と言っていました。
当然、海外旅行費無料。
でも、現地で経験したことを学生に教えてくれ、自宅に帰った後も授業準備で作業されています。
授業をお手伝いをした私にも、手作りジャム含めたギフトをもらいました。
アメリカ人、全体的には日本より優れているとはあまり感じませんが、たまにすごい人がいます。
やはりアメリカでも先生のこういった活動を
- やりすぎ
- 目立ちすぎ
ただ、あくまで先生が担当するクラスだけが体験できるので、同じ学年でもクラス間の体験格差が非常に大きく、日本だとありえない出来事ですね

中学1年目は非常に苦労したのですが、2年目の今年は子供も非常に学校生活を楽しんでいます。親としては、安心して預けられます

↓昨夏、日本でクルトガをたくさんもらいました



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▼進研ゼミは量が多く、スマイルゼミのほうが完了しやすいと思っています。英語が進研ゼミのほうが◯。どちらもやりました。

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