
現在アメリカ田舎に駐在中の我が家。アメリカに住んで2年が経過しました。
久しぶりに、子供に至っては人生始めて2年以上同じ場所に住んでいます。そのため、日本人がいない学校でも楽しく生活しています。
今年、アメリカ現地小学校に進学した末っ子。その末っ子がいるアメリカ現地小学校のクラスで、日本文化を教えることになりました(英語がまともに話せない駐在妻が!!)。
教えてみたところ、
「アメリカ人の子供、日本の子供より教えやすい!」と感じた、日本人とアメリカの子供の違いに関する体験談です。
*あくまで個人の感想です。私は教育関係者ではありません。

1.アメリカ現地小学校で折り紙を教える

今回、末っ子の通うアメリカ現地小学校Kindergartenクラスで折り紙を教えました。末っ子は日本でいう5才児なので、日本だと年長クラスになります。
きっかけは、先生とのメールのやり取り。
アメリカでは学校の先生と、日本よりも気軽にメールをします。何かのメールの際に
先生「◯◯(末っ子)がクラスで日本のことや日本語について教えてくれているので、今年の目標は日本語で0~10を覚えることです。」
と書かれていました。
残念ながら、末っ子はアメリカ現地校でも日本で通っていた保育園でも日本語補習校でも劣等生

- できない
- 遅い
- 話を聞かない
- じっとしない

「(こんな子供が日本人代表でアメリカ人の子供や先生に日本語を教える!??無理無理!!日本の恥!)」
「それなら私(母)がいって日本語や日本文化の折り紙を教えるよ!!」
と返信したことが、今回の折紙教室のきっかけです

英語が苦手なのでなかなか重い腰が上がらず、旅行などでバタバタしたので
私「用意できなくてすいません。色々計画していたのですが、英語での準備が間に合いませんでした」
と、一応いくつか候補で作っていた折り紙を写真で送ったところクラスで写真をみせるというので、その夜に全員分のサンタクロースを折って子供に持たせました。日本語じゃない作り方のyoutubeも。
翌日、
先生「どうせなら教えに来てくれない??」
と聞かれたのが、冬休みに入る直前の週。クリスマス直前!
それも、先に渡したサンタクロースはクラス全員分の折り紙がなかったため白い折り紙で折り、
私「白いサンタクロースなので、時間があれば色塗りでも楽しんでください」
と書いたらその日にやってくれていました。
なんとなく、
アメリカ人は折り紙などの細かい作業が苦手
というイメージが私にはありました。同じ意見の人、いますよね??
▼これも末っ子・・・すいません、どこに住んでいてもしつけが行き届いていないのが我が子です


↓たまたま日本キャラの入れ物に折り紙を入れて持っていったら、アメリカ人女の子が「かわいい~」と。アメリカでも人気のサンリオ


2.アメリカの子供も折り紙は折れる!

はっきりいって、アメリカの子供も折り紙は普通に折れました!
末っ子のクラスは、ほぼ全員白人のアメリカ人。日本人どころか中国人などのアジア人もおらず、1人だけ黒人かスパニッシュ系?な男の子がいます。でも、近所の一軒家に住んでいるので、元々アメリカで生まれ育っている可能性が高いです(移民は安価なアパートに住んでいることが多い)。
日本の子供達にも日本語学校でお手伝いするときに工作などは手伝っていますが、全くアメリカの子供も日本の子供と変わらず、なんなら、アメリカの子供のほうが教えやすかったです。
アメリカの子供も、もちろん折り紙が得意な子も苦手な子もいます。
今回、Youtubeを見せて一時停止をしながら1工程ずつ皆で一緒に作りました。動画を観ただけで分かる子も、少し自信がないから教えてもらえるのを待っている子も、わからないので初めから手を上げて待っている子もいました。でも、皆しっかり角を揃えたり折り目を指でしっかり抑えるつけることができました。
アメリカ人が不器用だと思っていて、ごめんなさい!!
特に問題なく、20分ほどでサンタクロースを折ったアメリカ人の子供達。
アメリカ人の男の子「僕、ここの形が気に入らないからこう折ったほうがいいと思って折ったんだ」
と見せてくれたのは、本当にそのほうがサンタクロースに見えるといった工夫!
「こんな工夫をしてみてよいいんだよ~」
と早速皆に紹介しました。
正直にいって、アメリカ人の子供に折り紙を教えるのは楽しかったです

▼こちらも末っ子クラス関係。味覚もアメリカナイズされつつある末っ子

↓日本の帰ったら買ってみたい靴下、「まるでこたつソックス」。密かに流行っているみたいで、試してみたい!
3.日本人の子供より、アメリカ人の子供のほうが教えやすいと思った理由

今回折り紙を教えたアメリカ現地小学校のKindergartenクラス(5才児クラス)。
正直、非常に子供たちのしつけが行き届いていました。先生がなにか言ったら全員同じセリフで返す=言うことに従う、というきまりがあるようで、軍隊ほどではないですが同じような規律を感じました。同じ学校の5年生に第2子がいますが、5年生にもなると言うことを聞かない子も出てくるようです。
最近、アメリカ現地小学校でもアメリカにある日本語学校でも、折り紙や工作を手伝う機会がありました。
日本の子供よりアメリカの子供のほうが教えてやすいと思った理由は
①アメリカの子供は、全員が同じ工程を折り終えるまで待てる
そのため、教える方も折れていない子供だけに注目すればいいです。日本人の子供の場合、完成品を一度見せてしまうと予想してどんどん進んでしまう子供も。本当にできる子はいいのですが、進んでみたもののわからなくなったとき質問してきます。教える方としては遅れている子を追いつくために助けたいので、呼ばれる回数が増える感じです。
②アメリカの子供は、平等でなくてもいい
日本や日本語学校で折り紙をする場合、全員同じ色の折り紙を準備します。今回、私が日本から持ってきた折り紙を使ったため、同じ色がクラス全員分ありませんでした。先生が用意するよと言ってくれたのですが、アメリカの学校にあるのは裏表が同じ色の色画用紙。折り紙の場合、裏表の色が違うほうが折りやすいので、私の折り紙を使うことにしました。
始めに
私「今回クラス全員分同じ色の折り紙を準備できなかったんだけど、私が適当な色を渡すのと子供達に選ばせるのとどちらがよいですか」
と先生に確認したところ、先生が子供全員に呼びかけました。数個質問があり、子供達がYesと答えます(聞き取れず)。
どうやら、
配られたものに文句を言わずに使うことを約束できますか
というような会話をしたようでした。
そのため、いろいろな色の折り紙を配りましたが、子供達は色に対して一切反応せず。
(ただ、だめもとで同じ学校に通う第2子の先生にメールしたところ、当日第2子も末っ子のクラスに手伝いに来てくれました。でも第2子は日本人なので、第2子が配ったテーブルのみ折り紙の色を選んでいました

日本だと全員同じ物を用意する必要があるので、ある意味手間やストレスはかかりますね。中途半端に残った色が使えません。誰も文句を言わない=こだわらないって楽だなと思いました。
③教えている間、余計なことをしない
アメリカの子供、折り紙を折り終えるまで頑張って折って色塗りも。その間、
「これであってる?」
「もうすぐ完成に近い?」
「わからないので教えてほしい」
という会話はありましたが、余計な会話はありませんでした。
日本語学校の子供。普段アメリカの現地学校で英語で話しているためか、日本にある学校より補助員である私(親)に興味津津。持っている紙を読みたいから渡してほしいといったり、勝手にカバンを開けたりします。可愛いけれど、正直「だめ~」と何度注意してもやめないので疲れることも(私が構いすぎている説はあり。第1子と年が離れているので、第3子のクラスは孫状態でかわいい

アメリカ現地校の場合、疲れるのは英語のみ

アメリカ現地学校で教える前は、日本の子供のほうがしつけが行き届いていると思っていました。そんなことはありませんね!今回末っ子のクラスで教えたので、末っ子が1番うるさい生徒でした。折り紙の見本の写真といっしょに日本の写真館で撮影した着物の写真と旅館の浴衣の写真を送っていたので、
先生「◯◯(末っ子)、この写真について説明してくれる?」
末っ子「NO!」
先生「いつもはこんな感じじゃないんだけど・・・」
とフォローしてくれていましたが、先生大丈夫です、いつもこんな感じなのはわかっています…
と心の中で思っていました(日本人的言い方かもしれないので、言わず)。
日本人が1人もいないアメリカ現地中学校に通う第1子に「アメリカ人のほうが折り紙を教えやすかったんだけど」と言ったところ、
中学生「アメリカ人、自分たちの知らないことは勝手にやらずに大人しく指示に従う」
とのことでした。
私は中学校の時先生の言う事を待つタイプではなくて先に進めて怒られていたので、やはりアメリカ人のほうが教えやすい気もしました

日本人は厳しくしつけがなっているとよく言われるのでそういうものだと思っていましたが、改めて自分の子供が人に迷惑をかけないように家でしっかり言い聞かせておきたいと思ったボランティア体験でした


↓日本でいろいろな折り紙を用意してアメリカに持ってきましたが、必要なのは同じ色の折り紙だった!!買うなら絶対これ!
↓アメリカではアメリカン航空を利用していますが、こういうグッズを売っているお店はみたことがなく、子供がもらえるおもちゃもありません。日本は親も選ぶのが楽しいですね



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