転勤族の我が家。現在アメリカ田舎駐在中で、渡米から2年が経過しました。
全校で日本人が1人もいないアメリカ現地中学校に通う、第1子。
今日、急に学校からメッセージ(テキスト)と電話、Emailが同時に届きました。「また停電でもしているのかな」と思ったら、
lockdown(ロックダウン)
の文字。
wikipedia によると
ロックダウン(lockdown)とは、危険や差し迫った脅威・リスクなどを理由に、特定地域もしくは建物へ入ったり、そこから出たり、その中を移動したり(そのいずれか一つまたは複数)が自由にできない緊急の状況をいう
とのこと。アメリカだと、学校では銃撃などに備えたロックダウンドリル(避難訓練の逆で、籠もる)がよくあります。
どういうこと!??中学校で銃撃事件??
実際にアメリカ田舎の現地中学校で起こったロックダウン事件とアメリカ人の対応についての体験談です。
*実話ですが、あくまで住んでいるアメリカの田舎での話です。アメリカは住む地域によって全く異なります。
1.学校からロックダウン中と連絡が来る
平日の午前、急にスマホに電話着信とメッセージが溜まっている事に気づきました。私(母)は自身の英語の先生(tutor)と図書館でレッスン中。
実際に学校から届いたメッセージはこちら
↓
We are currently in lockdown status. The police are securing the building. Everyone is safe. We will provide an update in twenty minutes.
Sincerely,
翻訳機にかけると
「現在ロックダウン状態にあります。警察が建物を警備している。誰もが安全です。 20 分以内に最新情報を提供します。」
授業中だったので、先生に断ってメッセージを英語で読みました(帰宅してから翻訳)。英語の意味がわかっても
「どういうこと??」
と思ったので先生に聞きました。
私の英語の先生は61歳の男性で、息子さんは29歳。あまり学校のことも知らないようでしたが、先生は「警察に銃撃予告などの通報があったのだろう」
と言っていました。
私「銃撃?銃撃前?銃撃後?」
と聞きましたが、それはわからないと。
メッセージには20分後に再度連絡すると書いていましたがすでに受信してから15分経過していたので、続報を待つことに。
その間、私はそれほど気にせず。
5分後に
We are no longer in lockdown status and have resumed our regular day. There was a report of a possible school shooting and we needed to investigate the source. After the investigation by police and school administration, it was confirmed to be false.
We know these situations cause stress to all. Please know we always have students' best interest in these types of potential emergencies.
翻訳すると
「ロックダウン状態は解除され、通常の日常を再開しました。学校で銃撃があった可能性があるとの報告があり、その情報源を調査する必要がありました。警察と学校当局の捜査の結果、虚偽であることが確認された。
こうした状況がすべての人にストレスを与えていることを私たちは知っています。私たちは常にこのような種類の潜在的な緊急事態に対して学生の最大の関心を持っていることを知っておいてください。」
先生との授業中には翻訳機は使いませんでしたが、「We are no longer in lockdown status」はもう危険性がないということだろうと、その後私は気にせず授業を続けました。
↓ルタオのケーキ。北海道に行っても結局荷物の関係で買えないことが多く、たまに購入できた生協や物産展で買っていましたが配送だと便利だと最近気づきました定期的に食べたくなる味アメリカはもっとくどい感じです
2.ロックダウン連絡後の学校や保護者
今回アメリカ現地中学校からロックダウンの連絡がありましたが、過去には学校から
「あなたのお子さんが学校に来ていません」
と電話がかかってきたことがありました。
↓ガス漏れ騒ぎ
↓部活が終わってから1時間半帰ってこなかったときは、流石に心配して先生に連絡。今は日本で契約してきたスマホを持たせています。
日本の学校でも、こんなにトラブルありますか??
大体誤報だったり大したことがないので、今回のロックダウンの連絡もそれほど大事だと思っていませんでした。
地域での情報を知るために、SNSの地域のコミュニティーのグループに参加しています。子供が帰宅する前にたまたまチェックしたところ
ロックダウンの連絡が来て恐ろしかった
子供から「不安だからすぐに迎えに来てほしい」と連絡があったので迎えに行った
子供を迎えにいったら、迎えに来た親の車と警察で混んでいた
と書かれていました。
これを読んで
「ロックダウンが誤報だったとしても、子供を早退させる人がいるほど大事だった」
と気づきました。
迎えに行く必要がある場合、例えば停電になったときは学校から
「すぐに迎えに来てください」
と連絡がありました。
誤報だった銃撃予告によるロックダウンでも、私の住むアメリカの地域では学校まで子供を迎えに行く人が多いようでした。
日本人がいないので、こういうときどう判断してよいかわかりません
↓第1子は不測の事態に備えてハンディライトを毎日学校に持っていっています備えあれば憂いなし?備えすぎ?
▼第1子、少し英語に慣れているだけで第2子よりスムーズに馴染んだようでした。
▼アメリカ田舎は英語必須!親に待ち受ける、マンツーマンの先生との個人面談は11月特に何も言われませんが、クラスで一番迷惑かけている可能性が高いので話を聞く態度だけでも見せようかと毎年母(私)が足を運んでいます…
3.ロックダウンのその後。犯人と子供の反応
ロックダウンは誤報のような扱いでしたが、警察も来て大事なのでそれだけでは終わりませんでした。
原因は、1人の生徒が「他の生徒が学校に銃を持ってこようとしている」
と相談したことで、ロックダウン(緊急閉鎖)になったそうです。
これに対してSNSでは
警察も出動させて税金も使っているのだから、きちんと処罰を与えるべきだ
未成年なので、注意で済ませるべき。守られる権利がある
と意見が割れていました。
比較的安全で穏やかな都市なので、住んでいるアメリカの地域では生徒の名前や処罰などの結果を公表しない事が多いようです。(今回も事件から1ヶ月以上経ちましたが、秘密とのことでした)
多くの人に迷惑をかけてストレスを与えたことは確かです。学校には、心理的ケアをする専門家が派遣され、次の日から警察が学校に立つことになりました。
アメリカ全土だとどれぐらいロックダウンをしているのかわかりませんが、少なくとも私の住む州ではかなり珍しいことだったようで、ニュースにもなりました。
実はこの翌日、市内唯一の公立高校でも同じような事件が発生。そして、1ヶ月後にまた違う公立小学校で、通学バスの中で爆弾を持っていると発言した生徒によってバスがロックダウン状態に。他の生徒はおろして、バスは広い地域へ。バスを警察が取り囲んで爆発物の解除の体制を取ったとのこと。
小さな田舎町なので、警察が出動するだけでSNSが「どうなっているの???」の投稿ばかりに。教育委員から数時間以内に何があったかPDFの文書が届くとともに、SNSにも警察が文書を投稿します。
そのため、アメリカだと常にスマートフォンはチェックしなくては行けないと感じています
仕事をしていない駐在妻なので情報は見るようにしていますが、週に何度も学校や市からメールがくることは日本ではあまりなかったので、ストレスがかかる状態だとも感じています
日本人がほぼいないアメリカ田舎でもこんな調子なので、アメリカの大都市や治安が悪いとされている南部などはどうなっているんだろうと思うこの頃です。
▼アメリカ小学校の卒業式も、こんな感じ???で終わりました
↓吉田カバン、使い勝手がよくて愛用していましたが、また日本で売れていると聞いて非常にほしいものの1つ!
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▼アメリカでの買い物はなかなか楽しい(買い物しか楽しみが無いかも・・・食べ物が)
▼宿題は、渡米2年超えても大変。日本と発想が違うので、聞かれている意味がわからなかったりします。
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