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2度目の夫の海外赴任に帯同中

海外に憧れていた女性でも、いざ夫の海外赴任になると
  • 自分(妻)の仕事
  • 子供の教育環境
など、迷うことは沢山!

我が家の子供は、現在
  • 中学生
  • 小学生
  • 幼児(プリスクール生)
です。日本人のいないアメリカ現地学校でなんとかやっています。

今回は、小学生の子供がいた場合の海外赴任帯同や正社員をやめた妻についての体験談です。



1.子供が小学5年生までなら、初めての海外赴任でもついていける

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夫自身は、1年以上の海外赴任及び出張は3度目。1年未満の長期出張も経験あり。全て同じアメリカです。夫婦ともに理系技術職なため、日本では全く英語を使っていませんでした。そのため、夫婦ともに英語は得意ではありません

2度目の海外赴任は、第1子が日本の小学5年生。夏休み前にアメリカに引っ越しましたが、アメリカでは新学期(新学年)から小学5年生でした。

2度目の海外赴任とはいえ、子供は日本では全く英語を勉強せず、第2子に至ってはアルファベットも読めないレベル。海外赴任してすぐの頃は、子供達の学校での英語に非常に苦労しました


日本でよほど英語を勉強していないと、すんなりとは英語生活に慣れないと思います。

ただし、特にアメリカでは小学5年生までなら初めての海外赴任でもなんとかなります。なぜなら、小学5年生までが小学校に通うから

地域にもよりますが、住んでいる都市では
  • 小学校に通うのは、Kindergartenから5年生(5th grade)。5歳から11歳
  • 中学校に通うのは、6年生から8年生。11歳から14歳。
微妙に日本とずれており、新学年が9月始まりなこともあって生まれ月によって日本と学年が変わります。

我が子は、3人共9月以降に生まれているため、日本だと同じ学年のお友達でもアメリカだと1学年上にいることがあります。

驚いたのが、アメリカの中学校からはいきなりレベルがアップ

毎日遊んでばかりだった、アメリカ現地小学校時代。学校でおもちゃを貰ってきたり学校でアイスクリームをもらったり、「ちゃんと勉強しているの!?」のレベル。英語がわからない我が子でも、算数に至ってはすぐにトップレベルになりました。

▼小学5年生より小学3年生の宿題が難しかったです英語のことは聞かないで!

特別我が子の頭がいいのではなく、アメリカの算数のレベルはとても低いです。

▼自信のある算数の成績が悪くてクレームつけたらあがりました

中学校でも算数の授業は1年アメリカに住んだ第1子はついていけますが、他の教科が辛い!国語は当然必死に勉強する必要がありますが、アメリカの社会が全く日本と異なっているので第1子は苦戦しています。

社会なのに、宿題やプロジェクトと呼ばれる課題が沢山!

歴史の浅いアメリカだからだと思いますが、1つの事柄に対してかなーり掘り下げるため、やたら『メソポタミア文明』やヨーロッパの思想学者に詳しくなります

今は(5月)、
「コロッセオができた時代のイタリアを再現する工作か絵を書いてくること」
という課題が出ています。今のコロッセオの写真をみて第1子が書いたところ、

先生「建物が欠けているんではなくて、当時の出来立ての建物を書きなさい!色も当時の色で!」

と無茶難題!

英語日本語を駆使して必死に調べていますが、親でもわかりません

ちなみに、第1子の小学5年生のときの宿題は九九だったので、第2子の宿題より簡単でした

小学6年生以降の海外赴任帯同も無理ではないですがアメリカ現地中学校は子供の環境変化への負担がかなり大きいので、親のフォローや日本でしっかりと準備してくるなど対策は大事です。

第1子中学生「テストなどは日本より簡単だけど、とりあえず英語が早いし中学校からはhappyとかも数通りの単語に変えてエッセイ(小論文)を書くように先生に言われるから大変」
とのこと

↓アメリカ人と会話できても、文法がさっぱりの第2子。文法の本は日本で買ったほうが良いです。


↓アメリカでチェスは学校でクラブがあるほど一般的。出来たほうが良いです。子供は初心者のままチェスクラブに入りましたが、日本のポータブルタイプも一時帰国時に買ってきました。アメリカのものは品質と大きさが

↓世界共通のボードゲームは言葉の壁なしに楽しめるので、身につけておいて損はないです。これもアメリカで購入しましたが日本のほうが安い



2.我が家は期間未定の駐在。ついていくメリット

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海外赴任で困るのが、駐在期間

夫の会社の駐在期間は未定!!

短い人で2年、長い人でなんと16年!!そのため、日本語があまり話せないまま大人になった子供もいますアメリカの田舎なので、普段の学校は全員アメリカ現地校。日本語補習校と言われる土曜日にある日本のカリキュラムで行われる学校もかなり遠いので、行っていない家族も多いです(我が家は日本の教育重視で子供達には日本人とうまくやっていける子供に育ってほしいので、遠くても通っています。)

駐在期間2年でも10年でも、アメリカに来てよかったと思うのは子供の環境と変化

2度目の海外赴任なので1度日本に本帰国した経験がありますが、我が家の子供達(一応帰国子女)は日本帰国後に
  • 授業で発言することをためらわない
  • 積極的に役などに立候補する
  • 友達になりたい人には「友達になろう!」と自分から声をかける
  • 転校生に誰も声を掛ける人がいなかったら、声をかける
  • 初対面の人でも、ためらいなく遊べる
  • 誰も希望しなかったら、「やりますよ」と1番目に感想文を読んだりの発表をする
と、驚くほど積極的。我が子自身が転校生なのに、次に来た転校生の世話役やクラスでお友達がうまくできない子と仲良くしてもらえるように先生から頼まれます
日本のホテルで迷子になっている外人の子供がいて、子供だけで英語で案内したことも

「日本人らしくはない」のですが、
社交性が非常に低い親(私達夫婦)と全く異なるので、子供の成長は非常に楽しみです。

「子供に少し変わってほしい」
「子供の環境を変えてあげたい」
と思っている場合は、海外赴任帯同は良いきっかけになると思います

そして、当然のことながら子供のうちから世界を広げてあげられるのは、悪いことではないと感じます。私自身は大学卒業まで田舎の実家にいたためそれはそれで全く後悔していませんが、子供たちを見ていると私が子供のときには考えていなかったことや気にしなくてもよかったことに直面することが多く、私自身の子供時代よりも海外生活というだけでなく経験豊富であることは間違いないです。

親も真剣に子供に向き合うので、どんな将来になったとしても相談しあえると思っています。

▼1度目の海外赴任が終わって本帰国したあとに書いた体験談。この経験は2度目の海外赴任に生きています


▼今現在の第1子の悩みは友達関係校長先生に直談判しようとしています。親からするとびっくりな行動力!第1子は成績優秀者として発表されているので、好きにさせています



↓どんどん価格があがっていますが、日本で購入してもってきたお気に入りの御椀。海外だと欲しいものが買えないので、赴任前に買っておいてよかった商品。特にアメリカは物価がすごいので買えませんね

3.妻が仕事をしていると、海外赴任が辛い!

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私自身、1度目の海外赴任帯同前は正社員。

30代前半でしたが、将来女性管理職になるための研修も受けていました。日本に残ることも考えましたが、私が調整の効かない仕事が上に
  • 技術職が拠点に1人で休めない
  • 残業、泊まりの出張あり
  • 親族は全員遠方
  • 豪雪地帯
  • 保育園の送迎は、ほぼ夫が担当していた
  • 勤務地が、高速道路を使って1時間
ということもあり、早々に諦めて退職しました。

そして、正社員をやめた直後に海外赴任に帯同したので、辛かったです収入なし家事能力なし子供メインでママ友さん(それもアメリカ人)を作らなくてはならない生活!

今2度目の海外赴任帯同。

1度目の本帰国後は、個人事業主として在宅の請負業務(ネット上での仕事)。収入は当然激減。その代わり、夫がいなくても1人で0歳だった第3子を含む3人の子育てをワンオペでできました。夫は、途中から国内単身赴任→海外単身赴任引っ越しギリギリの10日前まで仕事をやりきったので、悔いなし。

元々正社員のときにしていた技術職にも未練がありますが、今の海外生活も一筋縄ではいかず大変苦労しています。日本人がいないので、英語が苦手なのにずっと英語!

お陰で専業主婦のはずなのに、ボケっとしてられません

その代わり、海外生活だと子供に関わる時間は沢山。子供も、学校であったことや不満を沢山話してくれます。第1子はややこしい友達と付き合ってるので愚痴が沢山第3子幼児は、毎日報告を義務付けたら、毎日プリスクールでやった悪いことを報告してきます

世帯収入としては激減していますが、短い子供との関わる時間を濃密に過ごせていることは幸せだと感じています。

「人生においてやりたいことは?」
と言われると、仕事を続けることではなく家族や身の回りの人と沢山関わって楽しく幸せな時間を過ごすことかな~と思うと、仕事で成果をあげられる生活ではなくなってもあまり気にならなくなりました。

日本で正社員をしている人より私のほうが頑張っていると感じるのは、知り合った日本人ではない友人と3時間以上議論したりお互いの文化を説明し合っているときです。

まさか、アメリカで他国の人と宗教や日本の政府やロシアの今後に話あうことになるとは!!

おかげで、世界情勢には詳しくなりました

新しい人とどんどん話すので、日本に帰国したあとも初対面の人とスムーズに話せるようになった、元コミュ症理系女子です子供だけでなく、海外赴任経験は大人でさえも成長させます

▼海外赴任を断ることも毎回考えていますが、我が家は無理ですね…



↓中学校から進研ゼミに変えてみたら、英語教育の充実がすごい!英検2級もアメリカに1年以上住んでいたら余裕のようですが、文法だけはアメリカ生活では身につかないようです。通信教育はありがたいです

▼海外引越は大変というか、なかなか届かない!

4.海外赴任帯同は悩んで当たり前

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例年、海外赴任が増えそうな時期になると、アクセス数が増える海外赴任帯同の記事。

私自身、書きながら
「自分も調べたな~皆同じ悩みを持っているんだな~」
と感じています。

一気に生活が変わるので、悩んで当たり前。

大変なこともありますが、日本での生活だけが1番ってことはありません。

日本から出て世界を知ることで気づく日本の良さ。これは、海外に住んだことがある人なら1度は感じることがあるはず。日本をより良い国にしたいと強く思うのも、海外に住んでいるときです。
(日本に帰ると忘れます

一度きりの人生。駐在妻と言っても華やかなことは全くありませんが、学ぶことは沢山あります。日本では出会えなかった素晴らしい人達にも、海外にいる日本人だからこそ出会うことができます。

私自身、1度目の海外赴任帯同は辛かったのですが、2度目は正直余裕あり経験が糧になる!少しでも皆さんの海外赴任生活の不安が和らぎますように

行動しなければ何も変わりませんが、行動して良い結果にならなくても、それはその先の人生への教訓になります

▼仕事をやめない駐在妻は少しうらやましいです

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