アメリカの物価は、日本と比較して高いと言われています。転勤族の我が家、10数年で3度目のアメリカ駐在ですが、確かにアメリカの物価は上がっています。
物価は高いけれど、それ以上に大きいと感じるのはメーカーや購入する店舗(スーパー)での価格の違い。アメリカは広いので、住んでいる地域によっても価格が異なる可能性もあります。
今回、アメリカ東海岸の大都市ではない州に住んでいる我が家の近所のWalmartの価格を調査し、日本のスーパーの一般的な価格と比較しました。10年ほどのスーパーの値段なら全く忘れない!価格に敏感な貧乏性駐在妻の生活体験談ブログです。
今回は、1ドル148円で換算します。(2024年1月)
*実話ですが、あくまで我が家の周りで起こった出来事です。一例になることご了承ください。
1.全米展開しているWalmart(ウォルマート)
↑参考画像。我が家と賃貸物件に置いてある冷蔵庫と同じ形です。
日米を行き来するようになって、日本でもWalmart(ウォルマート)のニュースを偶に見ることもありました。けれど、アメリカ本土やハワイへの旅行に興味がある人でも、あまりウォルマートで買い物している話は聞きません。
日本人旅行者に人気なのは
- ホールフーズ
- トレーダージョーズ
駐在でも、ホールフーズや日系・アジアスーパーで買物する人は多いです。
私(駐在妻)は、よくウォルマートを利用しています。広大な土地のアメリカ。我が家からホールフーズに行くためにはハイウェイで30分以上かかります。
今回のアメリカ転勤直前は首都圏の徒歩で何でも補える街に住んでいたので、1度目のアメリカ駐在時は全く行かなかったウォルマートに行くようになりました。
ウォルマートは治安の面では他のスーパーに劣るかもしれませんが、街によってはウォルマートも全く危険は感じません(*アメリカ南部や大都市ではウォルマートには行かないようにしています。)
ウォルマートの良いところは、アメリカでよく購入される商品は殆ど揃っていて、かつ、全国展開のスーパーとしては全体的に安価で販売していることです。
一般的なアメリカのお菓子やシリアルを買いたいなら、ウォルマートはおすすめです。
↓今非常に欲しい物!アメリカ田舎では手に入りません。日本人が珍しいので「日本食は健康だから人気があるの!寿司をよく食べるようにしているわ!」と言われるのですが、寿司は健康食・・・?持ち寄りパーティにおにぎりを持っていったら喜ばれるので、日本的健康食も紹介したいです。お金のあるアメリカ人は、美味しかったらすぐに導入してくれるので紹介しがいがあります
2.ウォルマートでの食品の値段。物価比較
今回2024年1月にウォルマートで買った商品は
- 牛乳
- 卵
- ヨーグルト
- 切り落とし牛肉のパック
1つ目の価格比較は、牛乳。
冷蔵庫に片付けた後に写真を撮ったので、ウォルマートではなくALDI(同じく格安スーパー)の残量の少ない牛乳が写真の手前写っていますが、内容量は同じです。
↑我が家の今日の冷蔵庫。最近オーツミルクにハマっていて色々買っていますが、Chobaniのオートミルク エクストラクリーミーに特にハマっています。
アメリカの牛乳は主に2つの容量がありますが、我が家は大きい方の1ガロンを買っています。
1ガロンは3.78L。2ガロン常備することが多いですが、最近はオートミルクも2本以上常備しているので牛乳1ガロンがなくなるギリギリまで予備は買わずにいることも。
ちなみに、普通の駐在は半分のハーフガロンを購入するようです
駐在妻「ハーフガロンの方が、子供が1人で牛乳が入れられるから~」
と仰っていますが、価格的には牛乳は1ガロンの方がお得。
日本では『大容量の方がお得』なのはよく知られていますが、アメリカだと逆転する場合もあるので随時計算が必要(この辺、私が理系出身だからか価格や数字に厳しいのかもしれません。他の奥様は値段を見ないそうです)。
1ガロン3.78 Lで2.66ドル。日本円で、394円。
1リットル計算にすると、アメリカの牛乳は1リットル104円。
関東も関西も直近2年以内にスーパーで買い物していますが、安売りでない場合の日本のスーパーの牛乳の目安は1リットル198円。今はもう少しあがっているのかもしれませんが、日本の場合はこれに消費税がかかります。
アメリカは州にもよりますが、嗜好品以外の食品は無税な州も多いです。
となると、アメリカで1ガロンの牛乳を買った場合は、日本の半額で牛乳を購入できることになります。
*オーガニックではありません。
次は、卵。
卵は一時期アメリカでかなり高騰していましたが、2023年から落ち着いてきました。
▼このときが卵最高価格でした・・・
2023年年末以降数セントずつじわじわ価格が上がっていることもありますが、急上昇はしていません。
今日買ったウォルマートの卵。ケージフリー(平飼い)と書かれているので、ウォルマート自社ブランドですがウォルマートではこちらを買っています。
12個入りで、2.66ドル。今は、牛乳1ガロンと同じ値段でした。
日本円で、12個入りの卵が394円。日本と同じ10個1パックで計算しなおすと、
アメリカだと、卵1パック10個328円(税不要)。
卵は2023年夏の時点で、日本でも220円ぐらいだった気がしますが、卵に関しては日本のほうがアメリカよりも安いようです。ただ、アメリカのスーパーで募集しているアルバイトの時給が15ドル=2220円だったりするので、実質的には日本の方が高く感じるかもしれません。
↓卵を買ったことを忘れて買い続けてしまった結果。我が家の年末の冷蔵庫
ちなみにウォルマートの卵、同じケージフリーの卵で12個入と18個入りがあります。
日本人的感覚だと「18個入の方が割安!」と思って一時期18個入を買っていましたが、アメリカの冷蔵庫のサイドポケットの卵ケースは12個入用。
それも、12個入が2.66ドルなのに対して、18個入が3.94ドルと、対してお得感がありません!
少しの価格差でも「節約!」と思って18個入卵を買ったこともありましたが、12個入りのケースに詰め替える手間や18個入を予備に買うと冷蔵庫内で場所をとります。結局、今は12個入りを2パックずつ買うようにしています。
毎日お弁当家族4人分で卵4個ずつ使うので、意外と卵の減りは早いです
次は、ヨーグルト。
今日は初めて購入する、少しお高めのオーガニックのヨーグルトを購入。写真右。
なぜなら、安価スーパーALDI(アルディ)で目当てのヨーグルト(写真左。なくなりかけ)に手が届かず日本人男性180cmよりも高いところに手が届く私が届かないアメリカの棚
子供がアメリカでははちみつ味のヨーグルトしか食べないので、唯一ウォルマートで売られていたはちみつ味のカシューナッツヨーグルトを選びました。(カシューナッツのヨーグルトは初めてなので、子供は食べないかも・・・)
680g入。
オーガニックカシューナッツヨーグルト680gで5.96ドル。882円。
日本でよく売られているのが400gのヨーグルト(メグミ◯クなど)なので換算すると、
今回のアメリカのヨーグルトは400g518円。
2022年に首都圏のスーパーで買っていたときは、400gで148円でした(税抜き)。
今回値段高めのヨーグルトを買いましたが、1番安いものを買ってもアメリカの方がヨーグルトは日本より高いです。
ヨーグルトに関してはウォルマートやスーパーの自社ブランドは買わないようにしています。日本と違って、アメリカのヨーグルトは商品ごとの味の差が大きいためです。牛乳はスーパーごとの違いはわかりませんが、ヨーグルトやお肉は価格と美味しさ(新鮮さ)はアメリカでは比例しません成分表と自分の舌が頼りです
最後は、切り落とし牛肉。
アメリカには薄切りの牛肉や豚肉が普通のスーパーで販売されていませんが、牛の切り落としだけはメキシカンでも使うのか売られています。
ただし、既に店舗ごとにパックされているのではなく工場でスライスして綿密にパッキングされて冷凍されたものが、店舗で再解凍して売られているようです。
それでも、ないよりはまし!我が家では牛丼や肉じゃが、お弁当用のしぐれ煮に使っています。
1パック397gで5.98ドル。日本円で885円。2022年に渡米してから、少しずつ価格が上がっています。個人的調べでは、2024年1月はウォルマートが最安値(*住んでいる地域。5つぐらいスーパー比較しています)。
日本風に表現すると、アメリカでは牛肉切り落とし100g223円。
日本に住んでいるときは、「どれだけ高くても、絶対に日本産!」と決めている(日本ブランドと地方応援!)のでアメリカの牛肉の価格に詳しくはありませんが、感覚的には100g298円でしょうか。
↓夫単身赴任&子供3人&私仕事ありワンオペだったので、レンチンで食べれる牛丼(外国牛ですが)にはおせわになりました!
アメリカではリブアイステーキが454g6.99ドル=1034円。100g228円!!
牛の切り落とし(冷凍されたものを解凍して販売)と、店舗で真空パックにしたリブアイステーキの値段が同じ!
牛肉に関しては、日本よりアメリカの方が断然安いです。ただし、牛の質(オーガニックや飼料など、産地は書いていないのに細かく色々書かれています。書かれていないものが1番品質が怪しい)
近所にアプリ会員(無料)になれば激安になるローカルスーパーがあるので、セールは逃さず(周りのアメリカ人お金持ちや駐在は誰も行かないスーパーですが、広告やセール品が好きな人なら絶対に攻略しがいがあるスーパー)
今回のウォルマートのレシートはこちら。
近所のウォルマートはセルフレジが充実しているので、気に入っています。セルフレジが少ない地域は、治安が悪いのかもしれませんね。万引きが多そうです。
レシートではSALAD(サラダ)を買ったことになっていますが、購入したのはベビーほうれん草という生食も行けるほうれん草の若い葉をつんだもの。茹でると日本の束売りの半分ぐらいの量になるので少し割高ですが若いうちに収穫している(もしくはそういう品種?根なし)なので日本とアメリカで比較しにくい食品です。
↓アメリカでは自作したほうが美味いので、シフォンケーキを作る人は日本で型の購入を!浅井商店の型がやはり1番良いです。アメリカでよく日本人が焼いているYoutubeを見かけます
▼楽天キャッシュ。他の人のブログから登録してすぐにキャッシュバックしたら30ドルの小切手が届きました。日本人でも使いやすいシステムです。
3.すべての商品が日本より高い訳では無い。工夫すれば安く生活できます
アメリカの物価、確かに高いものも多いですが、細かく比較していくと日本より安いものや同等の値段で買えるものもたくさんあります。
駐在で
「日本にいるときよりお金がかかる!給料だけでは生活できない!」
と言っている人がいましたが、絵に書いたような、日本人にイメージされるような華やかな駐在生活を送られているのかなと思っています。
日本と同じものをアジアスーパーで買い続ければ、当然日本より安く手に入る物はないので物価は非常に高く感じます。けれど、日本に住んでいても土地ごとに値段は異なっており、私の経験した範囲では首都圏の都会のスーパーはたくさんの種類の魚が安価で手に入り、田舎ではA5ランクの国産ブランド牛肉ステーキ(地産)が安く購入できました。
我が家の場合は常に同じものを食べ続けるのではなく、土地で安く手に入るものを食べるようにしているため、アメリカでも「日本より高いな~」と思う食べ物がある反面、安く買えるものを楽しんでいたりもします。
その分、日本のほうが安かったり日本のほうが美味しいものは、日本に行ったときに楽しむことにしています。まさしく、日本にいる外人と同じ感覚で日本に滞在するので、ニュースで見かける外国人旅行者の
「日本は何でも美味しい!安い!」
の気持ちが大変よくわかります
話していると、お金を使いすぎる奥様の多くは、価格を覚えていないことが多い!アメリカのセール価格は、日本と比較するとアホみたいに安いです!通常18ドルのエビが8ドルなど、普段から値段をチェックしている私から見たら日本ではありえない割引率!そして、広告にも普段の価格を小さく書いてくれています!親切
アメリカに住んでいる人はスーパーの表示価格に敏感になれば、自然と節約出来るではないでしょうか。スマホのメモに価格を残しても良いと思います。めったに購入せず内容量が異なる商品が多いリンツは、私も覚えきれずメモしています
日本から旅行でアメリカに来た人も、キッチン付きのホテルでステーキや日本とは異なるドレッシングでサラダを食べたりすれば、アメリカでも物価の高さの影響をそれほど感じずに楽しめると思います
↓最近の掘り出し物。ハインツのトマト缶(日本の2倍ありそうなサイズ)が0.99ドル、期限が当日だったサラダも0.99ドル!
高級スーパーに久しぶりに偵察にいって、これだけ購入して帰宅。普段はウォルマートなどに売っているオーガニック5ドル弱のサラダを買っていますが、当日賞味期限の0.99ドルのサラダの方が傷みも少なく新鮮でしたオーガニックでも賞味期限前でも、やたら傷みやすいサラダがあるのがアメリカの恐ろしいところです
↓ふりかけだけは、絶対に日本で購入。これがあるだけで、アメリカでの生活がうるおいますアメリカでは絶対に手に入らないちょっと贅沢ふりかけがおすすめです。
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