転勤族の我が家。アメリカ駐在になりアメリカの田舎に引っ越して1年が経ちました。
子供は3人。
第1子は、アメリカ現地中学校(Middle school)に進級しました(アメリカでは進学と言わないそうです)。日本人がほぼいない地域で、予想通り中学校には日本人も日本人とのハーフも1人もいないようです。
夏休み中から「アメリカの中学校はよくわからない」と思っていましたが、初日初登校したら更に大変な事実が発覚。アメリカ生活ドタバタ体験談ブログです。
*事実ですがアメリカは住む地域によって環境が全く異なります。あくまで一例となりますことを予めご了承下さい。
▼あくまで私の意見ですが、海外で3人育てるのは日本より大変です学校も3人バラバラの時間に送迎で、3人迎えにいくために微妙な時間差のため2時間使います
1.アメリカ現地中学校に進級
日本では、10年弱で15個ほどの小学校・保育園・幼稚園・幼保園に通いました。そのため、なんとなく
「日本の学校はこんな感じ」
というものが、他の人より把握できていると思っています。日本国内では転勤しても、それほど困ることはありません(*田舎は独自ルールがあり、余所者に厳しかったり情報を与えてくれなかったりするので未だに注意は必要です…)
けれど、アメリカの中学校は未知!インターネットでアメリカに転勤した中学生について調べると、日本人がよく住む地域では先に通っている日本人生徒に助けてもらう制度があるとか。
我が家は日本人のいない地域に住んでいます。そのため、同じ日本人に助けてもらうという状況はありえません。子供も母(私)も日本いいたときに英語が話せたわけでもなく、小学3年生だった第2子はアルファベットも読めない状態でアメリカ現地小学校に転入しました。
▼ABCも読めなかった、第2子小学3年生。英語は習わなくても、アルファベットぐらいはやるべきでした。4歳末っ子は既にアルファベットが読めます。
アメリカ現地中学校への進級も、情報は基本的に学校からのメール。新学期に必要な文具は書いていましたが学校内の地図はなし。4つの小学校が合併して1つの中学校になるというある程度規模の大きい中学校なのに、初登校前に教室が把握できませんでした。
唯一情報を得る手段は、子供の友達のお母さんに聞くこと。しかし、第1子の一番仲の良い子も同じ日に海外から転校してきた子で、英語はペラペラで勉強はできますがアメリカの教育に詳しいわけではありません(それも、お母さんは中国人)。
アメリカ人のお母さんにも少し質問してみましたが、
「アメリカの中学校、通っていればなんとかなるよ。」
といった反応なので、実際に中学校に通うまではほぼ情報がない状態でした。
1日のみ、中学校を見学できる日がありましたが、案内は在校生。
声が小さくあちこちの部屋を案内してくれるのですが、その時点でクラスが決まっているわけではないのでさっぱり。案内してくれた教室に限って、我が子の選択授業には入っていませんでした
トイレと体育館(ジム)、ELS(英語が話せない生徒のための授業)の部屋は見つかりましたが、必須のカフェテリア(昼食を食べる部屋)は案内してもらえず。運動場もどこにあるのかまだわかりません。
他のアメリカ人の子供もわかっていない子が多いため、親が在校生の親に聞くしかありません。けれど、日本人のいない地域の駐在1年目の英語レベルの母(私)。何が日本と異なるのかもわからない状態なので、アメリカ現地中学校について事前に情報を得ることはかなり困難でした
結局、よくわからないまま中学校初日。
▼2022年にアメリカへ海外赴任。
▼ちょっと英語が理解できた第1子。アメリカ現地校スタートも第2子よりマシでした。
↓アメリカでも使っているダスキンのスポンジ。最近期間限定ポイントで購入し、1年後の日本帰国時まで実家に置いてもらいます半分は親におすそ分け。二◯リや無◯よりやはり使いやすいです。
↓アメリカでも購入できますが、家族全員分すべて日本で揃えています。弁当だけは、アメリカ人よりも美味しいものを!と頑張っています |
2.アメリカ現地中学校、初日通って更に不安になる
↑子供が持ち帰ってきた新品のノートパソコン。アメリカでは小学4年生からパソコンが毎日持ち帰りになります。
我が子達のいいところは、新しい学校でも習い事でも親が予め準備したり初日についていったりしないため、できる限り自分で解決しようとしてくれるところです。親が手を抜いているとも言えますが、3人いると1人のために全員でついていくのが大変
アメリカ人でも、中学校初日は通学バスに乗らず親が送っている人もいましたが、我が家は予定通りバスに載せました。通学バスでさえも、同じバス停を小学校時代は使っていたのに、今年は学生が乗るバス停として我が家の最寄りが登録されておらずわざわざ通学バスを統括する事務所にバス停の追加依頼もしました…このあたりも英語が苦手な我が家には手間でした
初日はバス停まで送り、後は子供が家に帰ってきてから学校の様子を聞くのみです。
通学バスで帰ってきた第1子。家に帰るなり、
「アメリカの中学校、大変!!」
第1子の通う中学校は1学年を40人弱の2つのグループに分かれると聞いていましたが、実際に中学校に行ってみるとそこから更に3グループに分かれていたとのこと。
初日の我が子のグループは12人で、小学校で同じクラスだった子が2人いたので一緒に行動できたそうです。
ただし、1日2限ある「スペシャル」と呼ばれる選択科目は、第1子のみESL(英語補講)。ESLだけは1人で行動する必要があります。(アジア人はほぼいませんがスペイン語を話す南米の子はいるため、ESLは6人受講しているそうです)
アメリカは、生徒1人1人が異なった時間割を使用。そのため、各自で次の授業の部屋まで1人で行くようです。
また、担任の先生が昨年まで小学校で教えていた先生だったそうで、2時間目の選択科目のことをすっかり忘れていたらしく、グループ全員2時間目の選択科目に15分遅刻!
第1子は選択科目がESLだったので部屋が近くてマシだったそうですが、選択科目が体育だったクラスメートもいて体育館(ジム)までの移動が大変だったとか…
アメリカ現地小学校、新入生もバタバタですが先生もドタバタでした
初日は主に紹介だけだったそうですが、第1子は
「明日から授業が始まるけど、かなり不安…」
とのこと。
泣いたり学校に行きたくないと言ったりはしませんが普段から常に頑張っているタイプの真面目な子供なので、頑張りすぎて精神的に不安定にならないように親のフォローを必要と感じます。
幸い、第2子は前年度と同じアメリカ現地小学校(日本人はいませんが、親友は全員同じクラス)、第3子も前年度と同じプリスクールのため、今年度は中学校に進級した第1子をメインにフォローできそうです。
もしアメリカ転勤が1年ずれて、アメリカ駐在1年目から子供3人がアメリカ現地中学校・小学校・プリスクールと3人バラバラだったら…今より更に英語が話せなかった私だけでは対応しきれなかったと思います
日本だと転校時期はそれほど気にならず、「ランドセルがいるか」「集団登校か」「土曜日に授業があるか」も含めて転入前に学校に書類を出す段階で先生に質問し尽くせば全く問題なかったのですが、アメリカでの学校生活のスタートは日本ほどスムーズには行きません
▼第2子の成長は、現在やや不安です。新学期から小学4年生(日本でも4年生)ですが、英語が全く話せない!
▼ほぼ毎日手作りのアメリカ生活。柚子胡椒など、味に変化を付けられるものをもっと日本から持ってきたら良かったと後悔。アメリカでは手に入らない銘柄が特に気になります。
↓アメリカに持ってくるのにおすすめの調味料。日本帰国時に楽天でまとめて調味料は購入。日本でも意外と買い物する時間がない
3.中学生、トイレはネット予約生で1日3回まで!
第1子の大変だったアメリカ現地中学校1日目の話を終えて、私も子供も驚いたことがトイレの決まり。
我が子が通うアメリカ現地中学校のトイレのルールは
- トイレは予めパソコンからPASSを手に入れた生徒しか行くことができない
- トイレに行くために席を立ったら、トイレに行って15分以内に席に戻らなくては行けない
- トイレに行っていることは、全クラスの先生に通知される
- トイレに行くためのPASSを取れるのは、1日3回まで
- 15分以内に席に戻らなかったら、減点になる
これにはびっくり!
実際に子供が毎日持ち帰ってくるノートパソコンを見せてもらうと、たしかにありました。
トイレ用の「PASS」。
Smart Passというアプリを使うようです。
アメリカではトイレだけでなく、席を立つときには予めパスを入手してから行動…?
アラフォーの私の通っていた公立中学校では各授業の間に10分休みがあり、その時間にトイレにいったり次の授業の準備をしたりすることができました。
子供の通うアメリカ現地中学校には、各授業の間には休み時間がありません。2,3時間ごとにロッカールームに行くための時間が5分あり、次の2,3時間の授業に使う道具を出してから次の教室に向かうそうです。
↓初日に作ってきた、第1子専用の時間割。ロッカータイムが11:19~11:24と短い上に移動もしなくてはいけないので、トイレに行く時間は確かに無いですね・・・
私が通っていた日本の1学年6クラスの中学校よりもアメリカの中学校は広くて、生徒ごとに授業が異なり、上の教室に行く場合と下の教室に行く場合では使う階段が指定されているそうです。とてもじゃないけれど、休み時間やトイレに行く時間としては使えないですね。
結果、トイレは授業中に申告してから行くそうですが、トイレのルール…厳しくないですか?
幸い第1子はトイレが近いわけでもないのでなんとかなりそうですが、数年後中学校に進級する第2子はトイレが近いため、今から既に不安です
1日3回以上トイレに行きたい(=PASSを3枚以上ほしい)場合は特別な許可を得なくては行けないらしく、数年後ならもう少し英語に慣れた私が予め先生に連絡することになるのか、その頃には子供自身が英語で先生に言えるようになるのか…
不安になる、アメリカ現地中学校のルールです
とはいえ、既に中学校初日に第1子の後ろの席の子がトイレ向かってから15分経っても席に戻ってこず。早速減点になったとのこと
日本人は「ルールは決められたら、できるだけ守るもの」と思いがちですが、アメリカ人はそういうこともないのかな~~と思わなくもないです。
でも、中学校で唯一の日本人。英語もまだまだなので、決められたルールは必ず守りそうな真面目な第1子です。日本人だというだけで、アメリカ人より自由に行動できないのは子供だけではありませんね
さすが、自由の国・アメリカ!
前途多難なアメリカ現地中学校初日でした
▼アメリカ現地中学校生活
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