かつて海外旅行に持っていく人が多かった、トラベラーズチェック。
現在は日本では買うことのできないトラベラーズチェックですが、私はまだ手元に残していました。購入したのは2005年頃なので20年ほど経過!それも、その後結婚しているので旧姓!
現在も、日本国内で換金や買取は可能なのでしょうか。
今回は、実際にトラベラーズチェックを日本国内で換金してみました。
換金方法や有効期限、実際にどこで換金した・実際に交換したレートなどについての体験談です。
結婚前の旧姓のトラベラーズチェックも、換金可能です。
目次
1.トラベラーズチェックって、何?
現在、トラベラーズチェック自体を知っている人はどれだけいるのでしょうか。
トラベラーズチェックは、簡単にいうと海外旅行の際に使用できる旅行者向けの小切手のようなものです。トラベラーズチェックは現金を外貨に両替するよりもレートが良く、安全性が高いとして2000年代に重宝されてきました。実際、私が持っていたトラベラーズチェックも、2005年に購入したもの。
留学生にも、安全に日本から持ち運べるお金として重宝され、現地では手数料無しで現金に換金してもらったこともありました。
留学生にも、安全に日本から持ち運べるお金として重宝され、現地では手数料無しで現金に換金してもらったこともありました。
トラベラーズチェックは大手の銀行や郵便局、JTBなどの旅行代理店、VISAやJCBといったカード会社、さらにワールドカレンシーショップなどの両替所などで発行していました。ちなみにトラベラーズチェックの発行数が最大であったのは、アメリカンエキスプレスです。
私が今回換金したトラベラーズチェックも、アメリカン・エキスプレス発行のものです。購入当時、関西にある大手銀行で購入しました。
私が今回換金したトラベラーズチェックも、アメリカン・エキスプレス発行のものです。購入当時、関西にある大手銀行で購入しました。
メリットは、
- 名前を書いている人だけが使用できる
デメリットは、
- 使える場所が限られていることがある
しかし、2005年当時でも現地の店によっては使用できないことがありました。
2000年代は、クレジットカードがそれほどメジャーではなく(特に学生には)、現地でクレジットカードを使用すると手数料が取られることもあり、海外旅行や海外留学にはトラベラーズチェックが重宝されていました。
↓JAL国内線はモニターなしのことも多いです。JALには最近電源もついているのですが、USBの反応が悪くて充電できないことも。やはりモバイルバッテリーは必須です。ちなみにモバイルバッテリーは預ける荷物に入れることは出来ません(国際線が不可だったので、国内線も同様かと思われます)
2.トラベラーズチェック、現在日本では使用できません
以前は、大きい空港ならどの国でもトラベラーズチェックが使用できました。
2023年現在、日本国内ではトラベラーズチェックの利用は出来ないそうです。
私の記憶では、2012年時点では成田空港でトラベラーズチェックを使用した覚えがあります。
旧姓のパスポートを使用したまま、結婚後の名字を使っている子供と2人で海外旅行。旧姓のトラベラーズチェックなので早く使用してしまいたかったのですが、当時は円高。(1ドル79円!)
当時の成田空港免税店のレジの方に
「今はレートが悪いからトラベラーズチェックを使うのは勿体ない。それでも良いですか?」と聞かれたので、怯んでトラベラーズチェック1枚しか使用せず。
当時全額使ったほうが、換金は楽だったと思います。
↓エコノミークラスだとネックピローがあるとやはり寝やすい!と再認識して、また使い始めました。なんだかんだ、空気を入れてカバーを洗えるものが荷物も少なくなって便利です。
3.トラベラーズチェック、空港で換金できる?
トラベラーズチェック、海外通貨を扱っている国際空港の換金所で換金・買い取りしてもらえるのでしょうか。
2023年夏、成田空港のとある銀行に換金をお願いしてみました。ホームページ上では「換金可能」というような表記がありましたが、
「現在、トラベラーズチェックの換金は取り扱っておりません」
とあえなく撃沈。
もしかしたら空港内の他の換金所ならトラベラーズチェックの換金を行っているのかもしれませんが、空港内は広く他に人が並んでいることもあるため、飛行機利用前の忙しい時に空港で換金できるか試すのは得策ではありません。
↓デジタルで事が足りる世の中ですが、紙媒体のほうが知らないことが載っていることもあり好きです。
4.トラベラーズチェック、実際に換金してみた
2023年夏、そろそろトラベラーズチェックの換金が日本国内では出来なくなるのではないかという恐れもあり、旅行先の大阪駅付近でトラベラーズチェックを換金できるところを探してみました。
現在アメリカに住んでいますが、持っていたのがユーロのトラベラーズチェック100ユーロ分。
↓実際の私のトラベラーズチェック。ドルだったらもっと使い勝手が良かったのかもしれませんが、ドルのチェックは購入したことがありません。
「アメリカの銀行でユーロのトラベラーズチェックが換金できるか試しても良かったかも」と今は思っていますが、英語が堪能ではないため日本国内は安心です。
トラベラーズチェックを換金するために訪れたのは、トラベックス Tis大阪。
こちらの店舗、Google mapを使用して店舗に行きましたが、表示される名称が異なっていたので注意が必要(当時)。JR大阪駅構内にあるため、非常に利用しやすい店舗です。
訪れたのは平日。開店前に並びましたが、換金目的だったのは外国人1組(5人組)と私だけだったのですぐに案内されました。
持っていったもの(換金に必要なもの)のは、
- 実際に持っていたトラベラーズチェック
- パスポート(現在のものと、購入時の旧姓のパスポート2冊)
- 身分証明書(日本の運転免許証)
この3点で、トラベラーズチェックの換金は可能でした。
トラベラーズチェックにはサインする箇所が2箇所ありますが、未記入だった2箇所目に購入当時の旧姓での名前を記入して終わり。
強いて言うなら、かなりレートについて念を押されました。
換金自体は、10分程度で終わりました。
↓るるぶもとうとう宇宙!
↓宇宙兄弟に家族でハマっているので、フロリダのNASAに行ってみたい(英語がわかれば)。スラスラ話せるムッタが羨ましい!「Speaking in English is a piece of cake!」No! |
5.トラベラーズチェック、実際の換金レートは何円だった?
トラベラーズチェックを換金したのは、2023年夏。
たまたまですが、当日のレートはここ数年では非常によく
1ユーロ157円超え。
1ドルも144円を超えていました。
換金所の店員さんに
「今日のレートで換金するため、明日以降のレートが良くなったとしてももう返金できません。それでも今換金しますか?」
というようなことを何回も言われました。
レートが急変して、文句を言うお客さんがいるのでしょうか?
「問題ありません」と何回も答えて、ようやく換金。
当日の換金レートは
1ユーロ139.17円
為替市場では、当日1ユーロ157円超え。換金にかなりの額が手数料に取られています。
購入した2005年は1ユーロ142円ぐらいだった気がするので、実際に少し損をしています。しかし、20年近く持ち続けた、使えなくなるかもしれないトラベラーズチェックだったので換金できてすっきり。
これで、未使用のトラベラーズチェックと旧姓のパスポートを持ち歩く必要がなくなりました
トラベラーズチェックをまだ持っていて換金を迷っている方がいれば、「早めに換金してしまったほうが気が楽になりますよ」、とアドバイスします
*まだまだ円安が進む可能性もあります。換金は、ご自身の判断でお願いします。あくまで私の換金体験談です。
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