
海外赴任で、日本からアメリカの田舎に引っ越しました。
子供は3人。末っ子は、日本で言う保育園の3歳児クラスに相当する年齢です。
渡米直前まで首都圏の公立保育園に通っていましたが、アメリカに引っ越して現在アメリカ現地プリスクールに通っています。
当然、日本では全く英語の勉強はせず、英語を話せません。
日本人の少ない地域ですが、たまたま1人同じ駐在のお子さんがいる環境です(この子も英語は話せません)。
アメリカ現地プリスクールに通いだして、ほぼ1年が経過。
先日、1年間の修了式(進級式)が終わりました。
1年アメリカで生活した幼児は、英語・日本語どちらが得意?
また、我が家の言語教育の反省点も。体験談ブログです。
▼3歳児、プリスクール初日の様子。
▼英語の話せない小学生のアメリカ現地小学校での苦労

1.家族との会話は、日本語のみ

我が家は、
- 仕事の関係で少し英語が話せる父(通訳なしなので、ある程度は会話できますが得意ではない)。
- 理系科目は得意だけれど、語学がさっぱりな母(私)
- 英語が話せない小学生2人+幼児
日本人があまりいないアメリカの田舎。アジア人もあまりおらず、第1子の学年には中国人を含めたアジア人もいません。ほぼ白人の地域です。
英語を話してほしいと思うものの、家での会話は99%日本語。
稀に英語で軽い受け答えはしますが、たまに海外で育つ子に見られる
「ルー大柴状態」
のように、日本語での会話に英語の単語が混ざるようなこともありません。
絵本の読み聞かせも、99%日本語。
第3子である末っ子の幼児は同じ絵本ばかり読みたがるので、日本語の絵本のみになります。
小学生2人と会話するため、末っ子幼児の日本語の語彙数は特に問題ないと思っています。
▼英語の全く話せない第2子の登校初日
↓好きな本の1冊、バムとケロ。作者さんがカナダにお住まいとのことで英語版もあるようでしたが、住んでいる州の図書館では取扱なし。読み比べてみたいと探しています。
2.アメリカのプリスクール、先生や友達との会話は英語

アメリカ現地プリスクールでは、当然先生やお友達との会話は英語のみ。
先生は
「日本語って、どこの国の人が話すの?」
というレベルで日本のことを知りません


プリスクールに通いたての頃、全く末っ子3歳が先生の言うことを聞かなかったので、一部日本語を覚えてくれています。
▼プリスクール5ヶ月での様子。
▼小学生組はひと足早く英語環境に慣れました。
第1子第2子は女の子、第3子は男の子。
性別の違いなのか、アメリカでも男の子の子育てには苦戦中の母(私)。
先生の言うことを聞かないのも、末っ子の男の子のみ。
それでも、お友達と会話するにつれて
「You can catch me!」(3歳児に聞くと、追いかけっ子しているときに使っているそうです)
など、実際に使っている英語のフレーズは覚えています。
しかし、幼児は耳で覚える反面、雰囲気で覚えているので文法や発音が怪しいことも。
そういう面では、やはり小学生組のほうが英語は習得しやすそうです。
▼それでも、幼児よりも小学生のほうが大変!英語オンリーの授業は大変そうです。
↓3~5歳の子供に有効だったのは、英語の音声がなる絵本。1度目の海外赴任は第1子5歳がkindergartenに上がるときだったので、アルファベットを全く知らない子供のために日本で購入しました。そのためか、第1子は特に苦労することなく現地小学校に入れました。(アメリカはkinderから小学校)最近3歳の子供が見つけて1人でやっていたので、音声のなる英語おもちゃは実体験から有効だと感じています。
3.英語と日本語、どちらが得意?

第1子は3歳になって保育園に再入園する前にひらがなを読んで書くことができました。
第2子が3歳のときは、1年だけアメリカに住んでいたため名前だけひらがなとアルファベット両方で書くことができました。
第3子、3歳からアメリカに来ましたが、ひらがなに興味なし。(現在4歳)
数も20まで数えれるぐらい。
実際、読むことに関しては第3子3才児クラスに通う幼児は、ひらがなより先にアルファベットを覚えました。
通っているアメリカのプリスクールは教育に熱心なところではありません。熱心な人は、すぐ隣のモンテッソーリに入れています(日本人とのハーフや駐在などは、モンテッソーリに多いです)。
それでも、ひらがなよりアルファベットのほうが覚えるのが早かったです。ただし、3才児クラスの時点でアメリカ人の子供達は小文字も読めますが、我が子は大文字のみ。
小学3年生で渡米した第2子は、渡米時アルファベットも読めませんでした。それに比べたら、第3子のほうが早く覚えたことになります。
末っ子(現在は4歳)が特に混乱しているのは、青と赤。
英語だと
- Blue
- Red
- あお
- あか
先日、プリスクールで子供達の歌を聞く機会がありました。アメリカ人でも比較的女の子のほうがしっかり歌えており、男の子は泣き出したりうろうろ遊びだしたりしていました。
我が子は、意外としっかり立って端で口パクや身振りで教えている先生の方を見ながら、それなりに歌ったり踊ったりしていました。
親が教えていなくても英語はそれなりにアメリカ現地プリスクールで学んでくれているので、完全にお任せします。
3才児クラス最終日、夏休みの長期休暇に日本に一時帰国する話をしていたら
先生が「◯◯(末っ子)、あなたのスーツケースに入れて一緒に連れて行ってよ。」
と言ったところ
末っ子「No. It's silly!」
と


Silly(ばかげている)なんて単語、家族の誰も家で使っていないので、お友達から学んだ言葉を先生との会話で使ったんだな~と思うと、親が思っているより末っ子は英語で軽い会話が出来るのかもしれません。
英語は、発音のいいアメリカ人から学んでほしいと思っています

↓2022年の夏休みから第2子がスマイルゼミ開始。第1子第3子は違う通信教育をやっていますが、親の監視が要らないスマイルゼミが一番楽なので残り2人も移行予定です。

4.我が家の英語日本語教育失敗談

私が幼児(現在4歳)の教育で失敗したと思っている点についてです。
末っ子第3子は、第1子第2子に比べてひらがなやお絵かきに興味がありませんでした。
「興味が出てから、ひらがななど教えたら良いかな」
と気軽に構えていました。
4月から、日本語補習校の4才児クラスに通い出しました。週1回、土曜日の午前中のみ日本人の先生による日本語のみで日本の幼稚園に近い形で教えてもらえる学校です。
住む地域にもよりますが、我が子が通う日本語補習校は全米でも学歴の高い地域にあります。
当然、親の学歴も高いと思われます。
4歳の初めの授業の日、ヘルパーとして半日先生のお手伝いをしました。
他のお子さん、4歳児クラス4月の時点で
- ひらがなが読む
- 曜日がわかる
- ぬりえではみ出ない
- 折り紙は、簡単なものなら見本を出されるだけで折る
教室から移動する際も、皆しっかり並べます。
我が子は
- ひらがな読めず
- 曜日分からず
- ぬりえ、大嫌い
- 折り紙、やったことがない
日本の公立保育園に通っている際も参観日(子供にバレないようにこっそり覗く)で1人だけチョロチョロしていたのですが、アメリカで1年経っても同じでした。
日本でもどちらかといえば劣等生でしたが、アメリカでもそれは変わりませんでした

▼第1子は9月からアメリカ現地中学生!未知の世界です


今、第3子に必死にひらがなを覚えさせています。
日本語補習校で先にひらがなを習い始めたので、家でも比較的スムーズにひらがなが覚えられるようになってきました。
「せめて名前だけでも」
と、4歳半にしてようやくひらがなとアルファベットで名前を書く練習を始めました。
アルファベットのほうが簡単かつプリスクールで習っていたこともあり、今現在はひらがなよりも英語名を書くほうが好きなようです。
我が子の場合、
書くことに関しては日本語より英語のほうが習得が進んでいます。
第1子第2子が自然とひらがなを覚えていたので第3子もそのうちと思っていましたが、思ったより周りよりも末っ子の成長が遅れているようなので焦る毎日です。
海外生活ほど、言語教育には親の努力がより必要だと感じた出来事でした。
▼アメリカだと図書館にも置いている知育玩具。今一番末っ子が欲しがっています(が、アメリカは物価が高いので保留中…)
▼第1子は親の助けほぼなしでなんとかアメリカ現地小学校で生活しています。真面目なのがよかった!
▼英語の話せない3歳児、プリスクール初日の様子。
↓楽しくプリスクールや学校に通ってもらえるように、日本のお弁当グッズは沢山購入してきました。3歳児にはカーズのトリオセットを。キャラクター物に大喜びしています。日本で購入したほうが断然安く種類も多く、アメリカ人にプレゼントしても喜ばれます。当然プリスクールでも羨ましがられるそうです

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