転勤で、アメリカの田舎に住んでいます。現在、渡米11ヶ月ですが英語に難ありです
田舎なので普段の生活で日本人に会うこともなく、日本人どころか日本語が話せるお医者さんや歯医者さん、日本語に通訳してくれる病院もありません
英語が話せなくて困るのが、病院関係。
体調を崩したことで気づいたアメリカの医療事情の大変さ。
コロナ後の病院探しは、アメリカ人でも大変だった体験談です。
*アメリカは広いため、地域差があります。事実ですが、あくまで我が家の場合の体験となりますこと予めご了承下さい。
目次
- アメリカで病院に行きたいけれど、かかりつけ医(Primary care doctor)がいないから行けない!
- アメリカでかかりつけ医(Primary care doctor)を探すけれど見つからない!
- アメリカの病院の初診は、10ヶ月後!
1.アメリカで病院に行きたいけれど、かかりつけ医がいないから行けない!
渡米10ヶ月。渡米してからコロナウイルスに感染したり39度の熱が出たりはしていましたが、病院には行かず家に籠もって治していました。
子供が40度の熱を出した際も、病院には行かず。
ある日、私(アラフォー)の耳が痛くなり、数日後には顔半分と同じ側の歯や頭にも傷みが。
耳から始まったので
「外耳炎かな?」と思ったのですが、なかなか治らず。
ドラッグストアにいって薬剤師さんがカウンターの奥から出してくれた薬を飲んでも治らず。
相談した私自身の英語の先生から毎朝
「今日の調子はどう?」
「病院に行くべきだ!」
と連絡が来たのですが、この時点で病院にかかったことがなかったためかかりつけ医はいませんでした。
アメリカは、かかりつけ医がいないと普通の病院には行けません。
激痛で睡眠不足が続き、週末は3連休だったので平日の間にマシにならないと大変!(子供3人、土曜日も片道100km離れた補習校に通っています)
意を決して(話せない)英語で近所の病院に電話しましたが
「新患は受け付けていません」
と断られて撃沈。
1つの病院に電話するだけでも英語の自動音声が全く聞き取れず大変だったので、諦めて
「walk-in」
という、値段は少し高いけれど緊急で診てほしいときに診てもらえる病院に駆け込みました。
英語が苦手なので、1人で病院に行くだけでかなーーり不安です。
初めて行く病院でしたが、なんとかインターネットで
「get line」(日本で言う、診察の順番取り)
をして、たまたま他に患者さんもいなかったので30分ほどで診察も終えることができました。
インターネット上から個人情報を入力する必要がありましたが、それさえも英語がわからず受付のおばさんにパソコンで入力してもらいました
結局抗生物質を処方してもらい、徐々に夜も眠れるようになって1週間ほどでほぼ回復できました。
教訓;いざというときにアメリカでかかりつけ医がいないと大変!
病名は「副鼻腔炎」でした。
ちなみに、walk-inは誰でも行ける病院ですが、その分料金がかかりつけ医の1.5倍かかります(自己負担金、我が家の入っているアメリカの医療保険の場合)。
↓海外対応製品が日本が充実していて素晴らしい日本は100V、アメリカは120Vです。
2.アメリカでかかりつけ医(Primary care doctor)を探すけれど見つからない!
英語が話せないのに、実は家族揃ってのアメリカ赴任は2度目の我が家。
1度目の赴任時も同じ地域に住んでいましたが、かかりつけ医はいました。
その時は全く苦労せず、他の日本人に教えてもらった病院に直接行って
「予約したいのですが」
と言ったらかかりつけ医になってくれました。
これが、コロナ後は大変!
1つの病院に電話して断られたので、私の英語個人指導の先生(アメリカ人ボランティア)に
「かかりつけ医探しを手伝ってほしい」
とお願いしました。
先生は、私の住んでいる都市で病と連絡先を探してくれて、先生のいる前で電話をかけてみました。
(私は自動音声が聞き取れないので、スピーカー機能使用)
アメリカのかかりつけ医探しの大変さ①病院に電話がつながらない!
かかりつけ医(Primary care doctor)を探すために、片っ端から病院に電話しました。
病院の自動音声自体がかなり長く
- 「コロナウイルスに感染したと思われる方は…」
- 「緊急の方は911(救急)に電話してください」
- 「コロナウイルスのワクチンに関して…」
- 「予約変更をしたい方は」
病院に電話が繋がりません。
何度もかけ直し、アメリカ人の先生も自分の携帯でかけてくれましたが繋がらず。
案内される番号自体も病院によって異なるので、先生もメモを取っていました。
この時点でかなり心が折れます。
アメリカのかかりつけ医探しの大変さ②新患を受け付けていない
新患を受け付けていない病院が、かなり多いです。(2023年夏現在)
2021年のコロナ禍に病院探しをした日本人も苦労したと言っていましたが、その日本人が受け入れてもらった病院にも2023年は「新患は受け付けていない」と断られました。
同じ時期に渡米した人が、私より先にwalk-in(飛び込みで診てくれる病院)に行きました。そのときに、行った緊急病院の系列の病院がかかりつけ医になってくれたと聞いたので同じwalk-inで私も診察してもらい
「かかりつけ医がいないのですが、紹介してもらえますか」
と聞いた後に指定の病院に電話したのですが、断られました
(私が英語が苦手だとか日本人だからと言う理由ではなく、普通に電話して問い合わせする人は断られている状況のようです。)
アメリカ人の先生曰く「コロナ後は、病院を見つけるのがかなり大変になった」とのこと。
実際、私が新患を受け付けてくれる病院を見つけるのに、アメリカ人の先生と一緒に探しても1時間かかりました。
病院を探すのだけでも私にとっては大変なのに、そこから聞き取れない自動音声と新患を断られ続け・・・
私1人でかかりつけ医になってくれる病院を見つけようとしていたら、絶対に無理でした。
かかりつけ医になってくれた病院は、私の先生の息子さんやお孫さんが行っている病院。家からは10km以上離れていて車で30分の行ったことのない都市ですが、かかりつけ医がいなかったことで先日困ったところだったのでここの病院に決めました。
というよりも、他に病院が見つからず
最終的に病院が見つかった後も、先生にスピーカーホンで病院側に説明してもらいました。
普段の学校の先生とのやり取りやご近所さんとの会話ぐらいならなんとかなりますが、医療関係者との会話は単語がわからないことや私自身が初めて話す人相手だと緊張するので、会話がかなり困難です
教訓;コロナ後の病院探しは、アメリカ人でも大変
↓歯ブラシ、子供3人×4年分日本から購入して持ってきていますアメリカの歯ブラシは、ヘッドが大きすぎる!レビューで「キャラ物が少ない」と書かれていることがありますが、キャラ物の方が無印良品の歯ブラシ立てに大きすぎて立たなかったりするため、我が家は気にせず。
3.アメリカの病院の初診は、10ヶ月後!
無事?かかりつけ医になってくれる病院が見つかりました。
名前や生年月日、住所、保険証の番号を口頭で伝えた後、
私の先生「1月4日、空いている?」と。
頭でうまく英語を変換できないのでノートに書き取ったのですが
「Jan 4…?Julyじゃなくて?」
電話したのは、6月2日。
7月でも1ヶ月後なのに、初診が1月って来年!??
6月初めに来年1月の予定を聞かれても、何もありません
場合によっては、日本に本帰国している可能性も(おそらくアメリカにいますが)。
断ると次はいつになるかわからないので、「Ok」と返答。
私の初診の予約は、電話してから7ヶ月後。
私「こんなにアメリカでかかりつけ医を探すのが大変だとは、私1人では絶対に無理だった!」
と言ったところ
先生「無理でしょうね~私もかかりつけ医が定年退職したから新しいかかりつけ医を探したけれど大変だったわ。私も昨年8月に見つけて、今朝あなたに会う前が初診だったのよ」
と!!
なんと、アメリカ人60代の私の先生の初診は、10ヶ月後!!
私「初診までの間は、病院はどうしていたの?」
先生「1度だけwalk-in(緊急で診てもらえる病院)に行ったわ。」
かかりつけ医になってくれると決まった時点で、初診前にも緊急時は診てもらえることがあるそうです。しかし、私の先生は予約が取れず、かかりつけ医に診てもらえなかったそうです。
先生「1度主人が体調を崩して救急車を呼んだけれど、手術の前に1度家に帰されてそこからまた違う病院に行く羽目になり、、、2度と救急車にはお世話になりたくない!
救急車には、400ドルかかった!」
とのことでした
アメリカ人でもアメリカの医療事情は大変なのに、英語の苦手な日本人の私…
アメリカでなにか緊急事態が起こっても、助かる気がしません
こういうことがあると、
「やはり日本に住むのが1番安心」
と強く思います
(「これ何?」と登校初日に聞かれて、アルファベットも読めないレベルの我が子は固まったそうです)
にほんブログ村
↓こちらをクイックすると、LINEで新規記事の更新通知が届きます
▼英語の話せない子がいきなりアメリカ現地校に入るとどうなるの?
▼インフレ、円安…アメリカの新車・中古車が高い!
▼渡米するに伴い、スマイルゼミを始めました。丸付けしなくても良いので、とても楽です!
スポンサードリンク