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転勤族の我が家。現在アメリカの田舎に住んでいます。

子供は3人。小学生2人は日本の学年だと
  • 小学6年生
  • 小学4年生
にあたります。

ちなみに、アメリカは9月から新年度になるため、4月現在だとアメリカ現地校では
  • 小学5年生(5th grade)
  • 小学3年生(3rd grade)
です。

日本で全く英語を勉強せずに日本人のいないアメリカ現地小学校に転校した子供達。

渡米9ヶ月経った現在の実際の英語力についての体験談です。

*事実ですがアメリカは住む地域によって環境が全く異なります。あくまで一例となりますことを予めご了承下さい。

▼2022年にアメリカへ海外赴任。




1.英語、アメリカの現地小学校に通うだけでは身につかない小学3年生

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残念なことに、小学生3年生の英語力は思ったより身についていません

未だにアメリカ人の生徒とスムーズに会話することは、困難です。

そもそも、小学3年生の子供は渡米時にアルファベットさえも書けず。渡米9ヶ月で英語が話せないのは当然のこととも言えます。

▼アメリカ現地校初日。

アメリカの小学3年生といえば、単語の成り立ちや日本で習わない(日本で育った親が知らない)ことを沢山学びます。

例えば、Schwaと言われるもの。

↓小学3年生が実際に解いている問題。
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日本語での説明を読むと
「あいまい母音は、英語で「シュワ schwa」と呼ばれています。
「あ・い・う・え・お」のどの音にも似ているようで似ていない中間的な母音で、「口を軽く開け、唇にも舌にも力を入れず、短く息を吐いて声に出す音」です。」

とされていますが、英語の仕組み、親はさっぱりわかりません
(日本人でも理解できる両親もいるかもしれません。私は苦手です

アルファベットもわからない子供が、日本の普通の大人が知らない英語の基礎を学ぶので、大変です。

Schwaに関しては、親も教えられません。アメリカ人先生の説明のほうが子供もなんとなくわかっているようなので、余計な手出しはしていません(手伝えないとも言う)。

日本で漢字テストがあるように、小学3年生にも単語テストがあります。この単語がアメリカ基準の3年生向けの単語のため、大人の私にもわからない単語が沢山あります。

日本で全く英語を勉強していなかった小学生がアメリカ現地小学校に転校すると
  • 単語がわからない
  • 英語の仕組みがわからない
  • 英語が聞き取れない
ため、英会話となると苦戦している状況です。

↓アメリカのランチといえば、「マッケンチーズ(マカロニ&チーズ)」!アメリカ人がよく食べています。


↓子供の楽しみは、日本風で作っているお弁当!ディズニーキャラクターはアメリカのものなのでウケが良いです

↓日本にしかない、こちらの3点セット!幼児はプリスクール(保育園)でお箸を使うわけにも行かないため、役に立っています。


2.アメリカ人と1日お出かけし、州統一テストの英語も受けた小学5年生

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英語に苦戦している小学3年生に対して、比較的スムーズに英語が身についているように感じる小学5年生

日本国内でも
「転校するのが、好き!」という、我が子ながら変わった子だと思っていましたが、転校先が海外でも気にならないようです。

小学5年生の場合は、日本かアメリカ(海外)かはそれほど問題ではなく、気が合う友達ができるかどうかが重要。
そのため、「気の合う友達を見つけるために、会話に必要な英語を身につける」ことが当たり前と思っている雰囲気があります。

アメリカ人の友達と英語で話し続けると疲れると言っていますが、英語で会話し、自分から話したい話題がある時には友達でなくても英語で話しかけているようです。

小学5年生の子供が凄いと思うのは、行動力と努力できるところ。

英語を話し続けるのは嫌と言いつつも、友達に誘われて1日私達家族なしでお出かけしました。

我が家には子供が3人いるため、どうしても年の離れた末っ子4歳も一緒に連れて行くと落ち着いて遊べません。

日本では子供3人でもそれほど苦労していませんでしたが、アメリカだと大変


アメリカ人からも年の離れた幼児がいるのは大変に見えるらしく、よく助けてくれます。

▼あくまで私の意見ですが、海外で3人育てるのは日本より大変です

ある日、アメリカ人のお母さんから
「展示会に行った後動物園に行くけれど、一緒にどう?」と誘われました。

子供3人連れて行くと大変なのでお断りしたところ、小学5年生だけ連れて行ってくれると申し出ていただいたのでお願いしました。

子供が「自分1人でも、友達とお出かけに行きたい」というので行かせました。動物園の後に行ったことのないショッピングセンターで食事したりアイスクリームショップに行ったようです。食べたくないものは購入せず、少しだけ味見をさせてもらったりも。

家族ではあまりしないこと(デザートのお店をはしご!)など、子供にとっては良い経験になったようです。英語三昧でも、楽しんでいました。

また、4月5月に毎年行われていると思われる、州の統一試験を小学5年生のみ受けました。

この州統一テスト、1教科3時間×2日!小学5年生は4教科!
  • English language arts(国語)
  • Math (算数)
  • Science (理科)
  • Social study (社会)
と2週間毎に2ヶ月かけてテストを受けます。

夫は「(3時間のテストは)普通」といいますが、塾に行っていなかったアラフォーの私は、1教科3時間×2日もかかるテストは受けたことがありません

面白いのは、小学3年生の子供は「受験資格なし」と言われて受けていません

思わず
「(小学3年生の)子供はアホなの!?」
とやんわり聞いてみましたが、理由は以下の通りでした。

▼第2子の成長は、現在やや不安です。日本人がいないため比較する人がおらず。本人は気にしていません


ちなみに州統一テスト、翻訳機の使用禁止。

渡米9ヶ月で英語力もまだまだ単語力も少ない小学5年生が3時間×2日連続でテストを受けるのは想像を絶するのですが、
(テストを受けるのは)嫌だ!
と言いつつ、どちらかというと解けない(良い点数が取れない)ことが嫌なだけで、テスト自体をそれほど嫌がっている様子はありませんでした。

アメリカ人生徒でも州統一テストは苦痛。

当日朝起きず親に怒られたり、テスト終わりにバス停まで親が褒美のジュースを持ってきていた家族もいました。

渡米1年目は大変と聞くこともありましたが、2人とも「今日学校行くの嫌だな~」と言いつつ、
「今日は嫌いな音楽の授業がないからラッキー!」
「第2子だけピザパーティ!?ずるい!」

と、英語がわからないなりにもアメリカ現地小学校での生活は楽しんでいるようです。
(アメリカでは、特定のクラスだけ学校でピザパーティをしたりします。お金はどうなっているの?と謎です不公平でもないのかしら?)

▼ほぼ毎日アメリカの田舎で手に入る食材で日本食を作っています。柚子胡椒など、味に変化を付けられるものをもっと日本から持ってきたら良かったと後悔。アメリカでは手に入らない銘柄が特に気になります。


3.英語が出来なくても、アメリカ現地小学校で1番になれること

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英語が苦手な日本人小学生ですが、そんな子供でも学年でトップになることは可能です。

それは、算数

算数に関しては、アメリカのほうが1年程度遅れていると感じることもあります。

また、問題自体が簡単。

英語がわからない小学3年生ですが、算数のみ飛び級=4年生の教科書と問題集を渡されて既に解いています。

英語がわからなくても日本のカリキュラムで既に習っている問題なので、先生に教えてもらわなくても日本の小学生はアメリカの4年生の問題を解くことが出来ます。

小学5年生に関しては文章問題の単語が難しいため飛び級はしていませんが、全米で使われているオンラインテストで学年トップです。

このテストは中学生まですべて同じ問題。日本のカリキュラムの算数を習っている我が家の小学5年生は、アメリカ現地小学校の同級生と比べると習っている範囲が広いため更に多くの問題を解くことが出来ます。

そのため、アメリカ現地小学校の学年だと、算数はトップになれます
(全米で、日本語補習校や日本のカリキュラムで算数を習っている子供は、点数が良いと思われます。韓国人も同じく算数が得意です。)

我が家の子供達は、アメリカ現地校の算数の授業を受ける必要なし。
その時間を英語の個別指導の時間に当ててもらい、別室で発音や英語が理解できていない他の教科を個人指導で教えてもらっています。

おそらく、算数も理解出来なかったら現地校の算数の授業を受けなくてはならず、他の教科のフォローが遅れたと思われます。

日本で習っている算数や日本人の子供の平均的な学力は、アメリカでも通じるものでした。

アメリカ人の私立学校の先生(私の個人指導の先生)には
日本人はどうしてそんなに算数ができるの!?集中力がアメリカ人の子供と違う!
と言われています。

何気なく受けていた日本の公立小学校の授業でしたが、日本式の勉強で「勉強すること」の基礎がついている日本人の子供達は、アメリカ人の子供よりも優位だった点は良かったです。

現在は、アメリカのカリキュラムと帰国後必要になる日本のカリキュラムの両方を子供達に習得させなくてはならないことが難点です

アメリカの州と州都、日本の都道府県と県庁所在地の両方を覚える必要あり。
親も、子供と一緒に勉強です


▼ちょっと英語ができると、アメリカ現地校スタートからマシでした。


▼英語が話せないと、特別対応なのか子供の能力が足りないのかわかりません


↓楽天で買ったモバイルバッテリーも既に3年経過(壊れません)。アメリカで中国製を買うより日本で中国製を買うほうが安心なのはなぜでしょうか


↓ノースフェイスはアメリカのブランドなのに、公式サイトだと全く品揃えが異なります。日本のほうが安かったりも。




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▼アメリカ人はやはりアメリカ人です。子供でもアメリカ人だなぁ!と思うことが多々あります。


▼インフレ、円安…アメリカの新車・中古車が高い!

▼渡米するに伴い、スマイルゼミを始めました。丸付けしなくても良いので、とても楽です!
 
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