
突然会社から海外赴任を打診されたら、
「コロナがまだ収まっていないのに、大丈夫なのか」
「家族は英語や他の言語が苦手なのに、異国の地でやっていけるのか」
誰もが不安になると思います。
2度目の海外赴任の家族帯同、現在アメリカの田舎に住んでいます。
前回の海外赴任は、アメリカの田舎に2018年まで短期間住んでいました。
2022年夏からまた同じアメリカの田舎に戻ってきました。
夫は生活できる程度には英語が話せますが、妻(私)や子供3人(小学生2人+幼児)はあまり話せません。夫は多忙なため、土日や平日夜含めてなかなか頼ることができません。
コロナ前と後に2度海外赴任したことで、私が感じる違いや住みやすさの違い、良い点悪い点をご紹介します。
▼3歳児、プリスクール初日の様子。
▼英語の話せない小学生のアメリカ現地小学校での苦労
*私の住むアメリカ田舎で実際に経験していることです。一般論とは異なることもありますが、こういったこと・感じ方もあるとご参考程度にしていただけると幸いです。

1.海外赴任は、コロナ前よりコロナ後のほうが良い!

↑初日の出を見に行きました。初日の出をみるのは日本人だけのようで、誰もいません

海外赴任、特に家族がついていくかどうか迷っている方の背中を少し押すと、
「コロナ前よりはコロナ後のほうが海外赴任帯同生活は楽になりました。」とアドバイスできます。
(あくまで私の場合。アメリカの日本人がほぼいない田舎です)
コロナ前にアメリカ駐在した時は、大変でした。
駐在半年過ぎて寒い冬になり、風邪が治らなくなったことがきっかけでうつ病になっていたと思います。(夫が多忙だったので、英語が話せないのに通訳なしで病院へ

その後も転勤や環境変化が多すぎて、帰国後日本では体調不良で病院に行ったら今までの経歴や状況から
「うつ病の薬」
が出されるようになりました。
アメリカ駐在になる前の転勤は単身赴任にし、軽く仕事をしながら子供3人と実家からも離れた知り合いのいない地域で生活していました。
▼それなりに首都圏で快適に過ごしていたつもりですが、今になると単身赴任でよかったのかわかりません
今回、アメリカに来て非常に体調がいいです。
アラフォーなので体にガタは来ていますが、
「なんとなくだるい」
「夕方になると、疲れすぎて寝てからじゃないと夕飯が作れない」
なんてこともなくなりました。
コロナを経験して、皆影響の大小はあったとしても全く生活が変わらなかった人はいないと思います。
友人と気軽に会えなくなったり、遠方の実家に帰省できなくなったり、外食や旅行を控えがちになったり。
ほとんどの人が日本でコロナ前に自分の思いどおりに好きに行動していて、コロナ禍で少し窮屈な生活になりました。
ほぼコロナ後(まだ流行っていますが2023年)
「自由に行動できなくなることへの、我慢」に慣れた気がします。
そのため、気軽に日本の家族や友人に会えなくなったり美味しい日本食が食べれなくなっても
「我慢するのは日本もアメリカでも、どこにいても同じ」と思うようになりました。
1度目の海外赴任前は、正社員だった仕事を退職して渡米までの数カ月間、当時育休や専業主婦で時間が出来た友人と遊び回っていました。
そのギャップもあり、知り合いのいない・英語も出来ないアメリカ生活は予想よりもかなりしんどかったです。
2020年のコロナ流行以降日本の友人達と「オンライン女子会」を継続しているため、日本が夜の時間帯はアメリカは朝ですが私もアメリカから参加するしています。
日本にいる友人の子供達に
「夜?本当?ほら、まだ朝じゃない?」と画像越しにアメリカの外の景色や外に飾ってある(大家さんの)アメリカの国旗を見せると、目を丸くしているのも面白いです

▼海外赴任に帯同するまでに考えていたこと。アメリカに来て、少し想定外のこともありましたが選択は間違っていなかったと思っています。
↓ふりかけは毎日お弁当のアメリカでは必須!業務用を日本から持ってきましたが、最近日本からお土産でもらった「雲海 小松こんぶ」が美味しくてびっくり!主に大人用です

2.コロナ後の海外赴任を勧める理由

コロナ後の海外赴任は、コロナ前に比べておすすめです。
住んでいるアメリカの田舎はコロナ前は
- 日本食が手に入らない
- 日本の野菜がない
- 日本どころかアジア系スーパーもない
- アメリカの小学校はイベント沢山
- プリスクール(保育園)も持っていくものが沢山
- アメリカでも遠足がある(小学校・プリスクールともに)
コロナ後、同じアメリカの地域に再度海外赴任で来たところ
- 日本のお菓子を見かける、アメリカ人から日本の食べ物をもらうことがある
- アジアスーパーが新しく出来た
- 小学校のイベントが減った(他の生徒の親と話す機会が減った)
- プリスクールでのお菓子や食べ物を皆で食べる習慣がなくなった
- 遠足がなくなった
住んでいる地域は同じですが、家が見つからなかったため住む都市は異なります(以前住んでいた都市の隣の都市)。
そのため、遠足は各校の資金状況もあるので一概にはなくなったとは言えませんが、コロナを経験したためアメリカでも
- できるだけ人との接触を減らす
- 一度に人を集めるとすることを避ける
また、コロナ禍で海外では
日本のアニメ
がブームとなりました。
我が家はアニメや漫画関係には明るいため、以前にも日本のアニメ好きの子供達は珍しい日本人である私と話したい様子でした。(理系夫婦あるある

今のアメリカの子供達は、コロナ以前以上に日本のアニメのことを知っています。
日本語を少し知っている子もいます。その子達は使ってみたいため、手紙をくれたり話しかけてきます(子供が小学校で「コンニチワ!」と知らない子供に話しかけられたそうです)
アメリカ現地小学校の休み時間に、日本の漫画を読んでいる子供もいるそうです(花とゆめの「フルーツバスケット」。地元の図書館にもあります。)
食べ物も同じです。
気軽に海外旅行で日本やアジアの国にいけなくなった結果、アメリカの田舎でもアジア系のレストランが増えて食材も手に入りやすくなりました。
コロナ後のアメリカは
- 英語を話さなくてはならない状況が減った(クラスメートの親との会話やメールのやり取り)
- 日本のアニメを知っている人が増えた(日本がどこにあるのかわからないとは言われますが
)
- アジア料理や食材、特に中華料理は日本より美味しいのでは!?というレベルの料理が食べられるようになった
▼アメリカ転勤が決まってから購入し、日本で練習してから手荷物で運搬。持ってきて良かったランキング上位です。海外に持っていくなら、性能や機能は値段よりも重視すべきです。
他の駐在奥様のホームベーカリーはお餅が作れなかったそうな…
↓買い物に行きたくないので、毎日食パン焼いています

↓ご近所さんが大晦日に持ってきてくれたお菓子です。

おすそ分け文化は、コロナ後も復活しています。
英語は大変苦労しています。
▼英語の全く話せない第2子。年末年始などの少し長い休暇は英語を使わないので、かなり危険です

▼日本の公立小学校で「日本がちょっとできる」レベルでは通用しません

でも、親が英語を話す機会は圧倒的に減っています。
子供達は英語に大変苦労していますが、日本にいても近年は英語を重視する傾向があるので、こればかりは子供達の能力と頑張りを信じるしかありません。
駐在妻は、正直英語を話せない人が周りに増えたため、
「英語を話せないまま日本に帰国することになりそう」と言っている人がいるぐらいです。
英語が出来なくても、コロナ後はそれほど問題ありません

マスクをしていることが珍しい地域でもないので、私は常にマスクで買い物中に知らないアメリカ人に話しかけられることは減りました

▼幼児よりも小学生のほうが大変!
↓海外生活の前には、日本の食事を楽しむことがおすすめ!国が違うとやはりちょっと肉が違うと感じます。
3.コロナ前より海外赴任が悪いと感じる点

コロナ後のアメリカで、コロナ前より悪いと感じる点は人によると思います。
住んでいる地域に関していえば、アメリカでは元々
- 参観日なし
- 日本っぽい運動会なし
その代わり、コロナ前にアメリカの学校やプリスクールでは
- サンクスギビングにクラス内でパーティー
- 飲食ありの学校内ダンスパーティ(夜)
- ポップコーン付きのビンゴパーティ(夜)
- バレンタインデーにクラス全員にお菓子やちょっとした物をあげる習慣
- プリスクールの州外へのバス遠足(親も参加)
- プリスクールの職業見学の遠足(親も参加可能)
- プリスクールの祖父母参観(親が代わりに行くことは可能、小さい姉弟は不可)
- 学校内で家族のためのクリスマスプレゼントを買う
と言ったイベントがありました。
この中のコロナ前にはあったアメリカならではの多くのイベントや習慣が、今は行われなくなっています。
大規模な子供の誕生日会も以前はもっと多かったように感じますが、年齢が上がったためか以前にもアメリカの誕生日会に参加していた第1子の友人の誕生日会は、自宅で数人の仲の良い友達だけで集まってするものでした。
(誕生日会前に、女の子数人でネイルサロンにいってネイルしてもらうというイベントはありましたが
親も含めて全員マスク着用していました)
この中のコロナ前にはあったアメリカならではの多くのイベントや習慣が、今は行われなくなっています。
大規模な子供の誕生日会も以前はもっと多かったように感じますが、年齢が上がったためか以前にもアメリカの誕生日会に参加していた第1子の友人の誕生日会は、自宅で数人の仲の良い友達だけで集まってするものでした。
(誕生日会前に、女の子数人でネイルサロンにいってネイルしてもらうというイベントはありましたが

アメリカらしさはなくなったものの、私としては昔より文化の違いに戸惑う機会が減ったので
「コロナ後、海外駐在悪くなった点」とは思っていませんが、アメリカをがっつり楽しみたい人には物足りなくなるかもしれません。
英語の話せる駐在妻やアメリカ生活に憧れのある方は、残念に思うかと思います。
もう1点、コロナ後の海外駐在の変化は
コロナ状況により、日本への一時帰国ができなくなったり、帰国する時期に注意が必要となる
点です。
2023年現在、日本アメリカの行き来はほぼ自由にできるようになりました。
しかし、日本とアメリカのどちらかでコロナのウイルスが流行っていたり、アメリカで新規のコロナ株が発生したとニュースになると
「アメリカから日本に一時帰国して良いものか」
迷います。
日本への一時帰国前に、コロナワクチンのブースターを打つ人も多いです。
コロナに関しては、コロナ前は一切気にしなくて良かった点なので、普段の駐在生活は昔より良くなっていますが一時帰国に関しては気を使うようになりました。
どうしてもリスクを取りたくない場合は当然日本に残るほうが良いのですが、アメリカではマスクの着用は義務ではなく、また、つけている人とつけていない人がいても気になりません。
英語の話せない私達が外でずっと日本語で話していても、見てくる人はいません。
日本よりも周りに合わせる必要がないため、コロナ後の海外生活は日本よりコロナ以前に戻っていることもあり、気楽に過ごせると思います。
家にこもることにも慣れているので、日本より広いアメリカの家の中にこもる生活は快適です。
私の場合はこもりすぎて食材を買いにもあまりいかないため、
「夕飯や弁当の材料がない!」と夜になって気づくことが難点です。
アメリカは子供にお使いを頼んだり子供をおいて買い物に行けない点は、不便です

(アメリカはスーパーの配達も盛んなので、駐在妻で頼んでいる人も多いです。私は肉も野菜も自分の目で選びたく、配達を利用していないことで食事が質素になっています

↓かなり役に立っている、日本で購入したトリオセット。アメリカはキャラ物がないのと、100均で購入したお箸セットが数日で壊れたこともあり、やはりこのメーカーがおすすめです。日本で第1子が通っていた保育園も、各自トリオセット持参でした。

▼英語の話せない3歳児、プリスクール初日の様子。
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