海外赴任で、現在アメリカの田舎に住んでいます。
渡米して5ヶ月。2023年1月1日はアメリカでの初めてのお正月でした。
アメリカにきて初めて、『日本の正月が、アメリカや他の国と全く違う』ことに気づきました。
複雑な気持ちだった、初めてのアメリカでのお正月体験談です。
▼3歳児、プリスクール初日の様子。
▼英語の話せない小学生のアメリカ現地小学校での苦労
*私の住むアメリカ田舎で実際に経験していることです。一般論とは異なることもありますが、こういったこと・感じ方もあるとご参考程度にしていただけると幸いです。
1.アメリカで初日の出を見に行った結果
↑初日の出を目指して走っているところ。第1子撮影。時計はずれています(夏のday light saving timeのまま)
2023年1月1日。
私の住むアメリカの田舎では、前日までの雨が夜中に上がる予報。
大晦日にたまたま天気予報を見たところ
「元旦は晴れ。日の出は、7時すぎ」
とのこと。
転勤族の我が家ですが日本では内陸地の勤務地が多く、海沿いまで見に行ける距離に住むのはアメリカが初めて!
急遽、小学生1人と見に行くことに。
アメリカで日本の番組を観ることもないため、大晦日は普段どおりに23時頃就寝。
▼英語の全く話せない第2子。年末年始などの少し長い休暇は英語を使わないので、かなり危険です
1月1日朝、予定通り家を出発。
上の写真。明るいけれど、日の出まではまだ30分以上あります。
日本で、ニューヨークのタイムズスクエアで行われるカウントダウンのニュースを見たことがありました。
クリスマス前の週末に、ニューヨークのロックフェラーの有名なクリスマスツリーを見に行ったこともあります。
その経験から
「アメリカは、お祭りごとで集まると雰囲気がやばい!」
と思っていました。
そのため、初日の出をみるために
- 十分な駐車場がある
- 駐車場からでも朝日が上がってくるのが見える
- 車から降りなくても良い
- 混んでいたら、すぐに場所を移動できる
誰もいない?
ちょっと早く着きすぎた?と思いましたが、いたのは犬の散歩をしていたおじさんのみ。
(おじさんま、そのまま帰っていきました)
そういえばBeachまでの道路も、全く車を見かけず。
クリスマスの午後にもでかけましたが、クリスマス以上に1月1日は車はいませんでした。
(クリスマスはほぼすべての店がお休みですが、1月1日はスーパーも開いています)
日の出前。波もなく、静か。
一応3人ほど女性がきましたが、全員1人だけで来ていました。
そのため、話しているのは私達親子のみ(そして、会話は日本語!日本人がいない、かつ、アメリカ人は他の言語を話している人がいても気にしないため、普段から日本語で話しています。)
日本との時差の関係で、普段あまり日本の親族には連絡できていません。初日の出を待つ間時間があったので、日の出を待ちながら日本の両親とビデオ通話しました。
↑子供の着ているコートはアウトレットで元値300ドルの女性用コートが30ドル!アメリカの割引額恐るべし。
ニューヨークのブランドです。
学校用ですが、すごく暖かいそう。帽子はセールのアディダス5ドル。この値段なので白にしてみました。
▼ブラックフライデーもクリスマスセールもラルフローレンのみ参戦。初めて購入した記事はコチラ。
聞こえるのは、鳥の鳴き声のみ。
日本にいる両親とビデオ通話しながら一緒に、初日の出を鑑賞。
少し霧が出ていたためか、少し霞がかって見えます。
夕日にも見えそうですが、朝日です。
この辺から眩しくて裸眼では直視出来ず。
日本の祖父母にビデオ通話で写して会話しながら、初日の出をみる長女。
ちなみに、1月1日は誕生日です。良いスタートを切ることが出来ました。
▼1月1日生んだことはとても嬉しいのですが、、毎年1月1日は大変忙しいです!
結局、同じBeachで初日の出を見ていたのは、私達と3人のみ。
1人はアジア人。
この日のSNSの住んでいる都市のコミュニティに、このBeachから撮影した日の出を投稿していた人が2人いました3人みかけて、2人が投稿
経験談
「アメリカ人は、初日の出を見にこない!」
↓ふりかけは毎日お弁当のアメリカでは必須!業務用を日本から持ってきましたが、最近日本からお土産でもらった「雲海 小松こんぶ」が美味しくてびっくり!主に大人用です
2.アメリカの大晦日の過ごし方
初日の出を見に行ったところ、アメリカ人が全くいなかったので
「アメリカ人は、初日の出をみないんだな~」
と思ったのですが、大晦日もアメリカと日本とは様子が異なりました。
我が家では日本と同じように正月を迎えるべく、日本食の手に入らないアメリカの地域でおせちに似たものを作ろうと奮闘。
この日のために日本から購入して持ってきた、お餅も作れるホームベーカリーをフル稼働!
▼アメリカ転勤が決まってから購入し、日本で練習してから手荷物で運搬。持ってきて良かったランキング上位です。海外に持っていくなら、性能や機能は値段よりも重視すべきです。
他の駐在奥様のホームベーカリーはお餅が作れなかったそうな…
↓買い物に行きたくないので、毎日食パン焼いています
必死に料理している時に
「ピンポーン!」
と、日本の旧式のような、カメラの付いていないアメリカの玄関のチャイムが鳴りました。
地区の日本人が住んでおらず、普段から日本人と付き合いもないのでチャイムがなるのはご近所さんが来るときのみ。
この日は、お隣の奥さんが作ったお菓子を差し入れてくれました。
↑アメリカは甘いものだらけなので甘すぎると感じるのですが、日本で同じものをもらったら絶対美味しいと感じると思います。
誰に手作りお菓子をもらっても、とにかく甘い…
美味しいのですが、4日経ってもまだ残っていて私1人で食べています。
英語が聞き取れないので料理名はわからずですが、有名なお菓子のようでした。
砕いたアーモンドを混ぜたキャラメルが入っています。
お菓子を持ってきてくれた隣のおじさんは
「Happy New Year」
といって帰っていきました。
1月1日、日本とアメリカのいろいろな人と連絡を取ったのですが、どうもアメリカ人と日本人の反応が異なります。
日本人の友人に初日の出の写真を送ったところ、
「アメリカは晴れてたんだね~」
「綺麗だね~」
「1月1日からこんなきれいな初日の出を見れたら、幸先よさそうだね~」
と言った感想。
それに対して、アメリカ人や私の英語教室の他国の生徒の初日の出の感想は
「どこで写真を撮ったの?」
「写真に映っているのは誰?」
と、初日の出に対しての感想なし。
どこで誰が映っているかを返信するついでに、「First sunrise(初日の出)」と書いたのですが、返事は
「Happy Birth Day(娘が誕生日だったため)」
でした。
「なにかが、アメリカと日本では違う」
仲のよいウズベキスタン人の友人に、1月1日に初日の出の写真とともにメッセージを送りました。
「Happy New Year!日本では1月1日が一番大切な日なんだけど、ウズベキスタンではいつが大事な日なの?」
と聞いたところ
「大晦日は楽しく過ごせた?ウズベキスタンでは12月31日が1年で1番大事な日で、沢山のサラダと国の料理を作って、新年が明けるのを夜中まで待つよ~」
とのこと。
どうやらアメリカも、1月1日より12月31日のほうが大事なよう。
12月30日に歯医者に行ったら(渡米直後に予約したのに5ヶ月予約が取れず)
歯科衛生士さん「日本でも、大晦日はアメリカみたいに花火があがるの?」
と聞かれました。
日本でも花火が上がる地域もありますが、それがメインイベントではないですよね?
アメリカでは、新年を1月1日に祝うのではなく、12月31日にごちそうを食べながら騒いで年越し花火を見ながら祝うようです。
花火はテレビで放送されるらしく、
歯科衛生士さん「私は毎年家で温まりながら、テレビで花火の中継をみるのよ」とのことでした
そのため、アメリカでは1月2日から仕事&学校です
=(イコール)
お弁当が必要
今年は1月1日が日曜日だったので、2日が休みでした。
3日のお弁当、当然、夫にはおせちを詰めました
▼幼児よりも小学生のほうが大変!
↓3~5歳の子供に有効だったのは、英語の音声がなる絵本。クリスマスにプリスクールでクリスマスソングをいっぱい聞いた結果、3歳児は英語で歌をうたうようになりました。ようやく数字と色も英語で言えるようになりました。
3.「Happy New Year」は「あけましておめでとう」ではない??
日本だと、年賀状に
あけましておめでとう
と書く代わりに
HAPPY NEW YEAR
と書くことがあります。
アメリカでもHAPPY NEW YEARといいますが、いうタイミングが日本と異なっていると感じます。
日本は、1月1日0時を超えた時点で挨拶しますが、アメリカは年末から「HAPPY NEW YEAR」と言われることが多いです。
通っている英語教室には、生徒全員が参加している連絡ツールがあります。日本でいうと、LINEのグループのようなものです(WHAT'S UP)。
そのチャットに、12月30日から
「HAPPY NEWYEAR」と届き始めました。
「It's almost 2023!」とも。
日本人生徒は、沈黙。
1月1日に初日の出を見てから私が
「HAPPY NEW YEAR」を送り、その後日本人生徒も続きました。
送るタイミングと初日の出の反応から、
「もしかして、HAPPY NEW YEARは明けましておめでとうではないのでは?」
と夫と話したところ
「アメリカのHAPPY NEW YEARは普段別れ際に使用するHave a good dayに近い意味合いではないか」
とのことでした。
確かに、日本だと正月明けにあった時に初めに
「明けましておめでとう」と挨拶しますが、アメリカでは去り際に
「Happy New Year」といっていました。
そのため、実際アメリカで年越しを経験した結果
「Happy New Yearは明けましておめでとうではなく、日本で年末によく使う『良いお年を(お迎えください)』に近い使い方なのではないか」
と感じています。(私達の体験なので、実際の細かいことはわかりません)
1月3日、学校に登校した子供に確認したところ、1人の先生だけがhappy new yearと言いましたが他の先生や生徒は言わなかったそうです。
私も英語教室の初日でしたが、誰もHappy New yearといいませんでした。
日本人生徒も1人いたのですが、アメリカの感覚に合わせすぎて危うく新年の挨拶をし忘れるところでした。
(日本人的には、新年初めに会ったら挨拶をしておきたい!)
ちなみに、Happy New Yearの使い方ですが、
A Happy New Yearは間違いです。
元々
「I Wish you a Happy New Year」( あなたの新年が良いものになりますように、私は願っています)
なので、短縮するときは
Happy New Yearだけになります。
また、大文字小文字の問題ですが、小学生の子供がアメリカ現地小学校で日本のお正月についてのプレゼンテーションをしました。
(日本人がいない学校なので、ありがたいこと?に日本のことに大変興味をもってもらえて、色々発表する機会を与えてもらっています。後は私達親子の英語力の問題)
親子で必死に作ったプレゼンですが、先生に英語を直されました。
その1つが
New Year
すべて大文字で始めるようです。
文中では
New Year's Dayも使いましたDay のDも、小文字にしていたら大文字に直されました。
日本人的には、1月1日の明けましておめでとうの代わりにHappy New Yearを使おうが、A Happy new yearとAや小文字のnewになっていても気にはならないかと思いますが、
もし英語に詳しい人と新年の挨拶をするときには、
Happy New Yearが1番無難で正しい使い方になりそうです。
私は、次の2024年のアメリカ人への新年の挨拶は、12月31日にHappy New Yearと送るつもりです。
初日の出は、二度とアメリカ人とは共有しないことでしょう
英語でよく使われる年末年始の挨拶の中で、1番日本人の感覚にも近くて日本人向けにも使いやすいと感じた挨拶の文章を最後のご紹介します。
Hope this year filled with laughter for you and your family.
あなたとあなたの家族にとって、今年がより一層の笑顔にあふれる1年になりますように。
Hope this year filled with peace, love and laughter for you and your family.
と、laughterと並列して平和や愛、健康などを入れることも可能です。アメリカ人にはこちらの文章を使いました。愛とか平和とか、好きそうですしね
皆さんにとっても良い1年でありますように。
↓かなり役に立っている、日本で購入したトリオセット。アメリカはキャラ物がないのと、100均で購入したお箸セットが数日で壊れたこともあり、やはりこのメーカーがおすすめです。日本で第1子が通っていた保育園も、各自トリオセット持参でした。
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