海外赴任で、アメリカの田舎に引っ越しました。
子供は3人。
渡米から2ヶ月、アメリカは新学期(Back to school)です。
近くにはインターナショナルスクールや日本の小学校はなく、アメリカ現地小学校に通っています。
同じアメリカ現地校に、日本人はいません。
アメリカに引っ越す前から英語がちょっとだけ理解できる、小学5年生。
いきなりアメリカ現地校(Elementary school)に入れるとどうなる?
アメリカ現地校初日の体験談です。
*父は仕事で話すぐらいの英語力、母は典型的な理系の英語苦手なタイプです勉強しても全く頭に入らないアラフォー
目次
- 以前にも1年間だけアメリカ現地小学校(Elementaryschool)に通っていました
- アメリカ現地校(Elementary school)、英語が話せない子の小学生の初日の様子
- 英語を少し理解できる小学生は、アメリカの授業をどれくらい理解できる?
1.以前にも1年間だけアメリカ現地小学校(Elementaryschool)に通っていました
我が家は子供3人。小学生2人と3歳児がいます。
第1子・第2子は、今回アメリカ駐在2回目です。しかし、前回のアメリカ駐在は1年間のみ。
当時5歳と3歳だった子供達は、アメリカ時代のことは殆ど覚えていません。
5歳だった第1子は、アメリカ現地小学校(Elementaryschool)のKindergartenに1年間在籍していました。当時在籍していた学校にはESL(English second language)の個人レッスンを受けることができたため、先生のおかげでアメリカ人の子供と同じようには話せなくても、遊んだりKindergartenレベルの授業ならなんとかついていっていました。
(アメリカのKingergartenは日本の幼稚園5才児に当たるため、小学校に通っていても内容は数字を書いたりアルファベットを書いたり、数字を数えたりです。)
渡米後1年で帰国。しばらくは日本でも英語の絵本も自分で読んだりして、子供の英語の発音もかなり流暢でした。
その発音が急激に悪くなったのは、小学3年生。
日本の授業で英語の勉強が始まり、それと同時に他の日本人生徒の発音に引っ張られました。
またひどかったのが、ローマ字。
子供はアメリカでフォニックス(基本的なアルファベットの単語になったときの発音の仕方)を習っていたため、知らない単語でも文字列を見ただけで正しい発音がなんとなくできていました。
それが、ローマ字が始まったため混乱。
ローマ字を頑張った結果、英語の単語は見事に読めなくなりました。
こういう経験をすると、日本の小学校の英語教育ってどうなんだろうと感じてしまいます
小学5年生の今でも、ローマ字は少し苦手なようです。
ちなみに、アメリカの日本語補習校(土曜日に行われている日本人教師による日本の教科書を使った授業)ではローマ字は習いません。
↓渡米前に東京の合羽橋で購入。アメリカに行くと、日本のものが恋しくなります。絵柄が細かくてびっくりでした。送料無料ならネットで購入したほうが割れなくてよかったです。百人一首柄が好きです
2.アメリカ現地校(Elementary school)、英語が話せない子の小学生の初日の様子
日本では、小学校で習う以外に全く英語の勉強はしませんでした。
アメリカに着いて、前の家の子供が偶然同じ小学5年生の女の子。
隣人さんのご厚意で、夏休みの間アメリカ人の子供と家のプールやトランポリンで遊ばせてもらいました。
子供達は英語はほぼわからず。それでも、次第に同じ単語を繰り返したりして、なんとか仲良く遊べるようになっていました。
でも、
子供は
- 「アメリカ人の友達と遊ぶと英語を聞きすぎて、頭が痛くなる!」
- 「今日は英語を聞きたくないから、アメリカ人と遊びたくない!」
そのまま迎えた、アメリカの新学期(Back to school)。
▼英語がまーったく話せない、アルファベットをかろうじて現地校編入前に勉強した小学3年生の様子はこちら
▼英語がまーったく話せない、挨拶もしない3歳児のプリスクール初日はこちら。
初日はエントランス(入り口)まで子供達を送りました。
2人共緊張していて、
校長先生「小学3年生はジム(体育館)へ、小学5年生はカフェテリア(食堂)へ」と言われましたが、2人共動けず。
2人共、それぞれ手の空いていた先生に連れて行ってもらいました。
(母はここで不安になる)
そして帰宅後。
小学3年生の子供は、全く英語わからず。友達もできず。先生もグーグル翻訳で少し教えてくれたそうです。
小学5年生の子供はというと、初日でアメリカ人の友人を作ってきていました!
子供曰く
「握手を求められて、友達になろう!と言われた」
そうです。
ちなみに、子供達は日本語補習校(土曜日の午前中だけある、日本の教科書と日本語のみで授業を行う学校)にも通っています。
アメリカの新学期が始まる前に先に日本語補習校が始まったのですが、そちらは半分以上が両親ともに日本人(半分はハーフ)にも関わらず、日本語補習校だと友達ができていません(現在までに3回通ったのに、まだ友達がいません)
小学5年生の第1子に関しては、日本人の友達を作るよりアメリカ人の友達を作るほうが簡単でした。
↓物価の高いアメリカ、子供の靴も高い!
アメリカ駐在中も、1年1回の日本帰国時に靴を買いだめています。日本最高!幅広の子供達は、ムーンスター派です。
3.英語を少し理解できる小学生は、アメリカの授業をどれくらい理解できる?
英語を少しだけ理解できる小学生(5年生)の子供は
- 5歳のときにアメリカ現地校(Kindergarten)に1年間だけ通っていた
- 在米時は簡単な英単語もフォニックスを使って読むことができ、英語の発音も良かった
- 日本の英語教育で、発音も単語を読める力もほぼリセットされた
- 4年ぶりのアメリカ生活
小学生「とにかく、英語が早い!」
夏の間、隣人と遊んだりイベントに連れて行ったりしていました。私が英語で話さなくてはならない場面も多く、子供達は必ず隣にいました(アメリカでは12歳まで子供だけで留守番・外出は違法です)。
そのため、英語の話せない母(私)に向かって話しているアメリカ人の英語は、聞き取れていました。
(*母は英語が聞き取れませんが、小学生の子供は聞き取れているという悲しい現実)
それが、アメリカ現地校となるととても英語のスピードが早いそうです。
かろうじて、担任の先生の英語は聞き取れるとのこと。
でも、アメリカも教科によって担当の先生が変わります。
子供の意見を聞くと
「音楽の先生は嫌い。ジョークもいうし早いし、何をいっているのかわからない」
「英語(国語)の勉強は、全くわからない」
「算数の時間にグーグル翻訳を使ってくれたけど、すのかず?(素数)相互数?(合成数のこと)のテストでさっぱりわからなかった」
そうです。
アメリカと日本では算数のカリキュラムが異なり、日本では小学2年生で習う掛け算がアメリカではGrade3(3年生)。その代わり、Grade4で素数と合成数を習うようです。(合成数という言い方はアラフォーのワタシや友人は知らないのですが、素数ではない数字に対して使われるようです)
小学校5年生の夏まで日本の公立小学校に通っていたこともは、学校で素数を習っていません。
大人でも同じですが
- 英単語の意味がわからない
- 英語のスピードが早い
- そもそも日本語でも習っていない単元(算数や理科)については、全く理解できない
結論としては
日本で英語を少しだけ理解していた小学生は、アメリカで英語漬けになることで日常の英語の聞き取りや会話はできるようになるものの、アメリカ現地校に通うとわからないことが多すぎて大変!
ということになりそうです。
ただ、子供の英語吸収力はとても早い!
良くも悪くも、アメリカ現地校に通いだしてから1週間で、小学校5年生の子供だけは家でも英語で話し始めています。(英語が全く話せない小学3年生は、まだ話せず)
アメリカ駐在中に、英語の会話力や日本の勉強でも通用するような英語力(問題を解く能力)がどこまで上がるかには興味ありです。
新学期が始まってから1週間で風邪で休んでしまったため、無理なく頑張ってほしいものです
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