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メイン州ポートランドにある『ISF Trading(ISFトレーディング)』。

『ISF Trading(ISFトレーディング)』という会社でウニ、それもミョウバンのかかっていない『塩水ウニ』が食べられると聞きました。インターネットで調べると、購入できる時期は「9月~4月」との情報が多いです。

ただ、全米屈指の避暑地であるメイン州。有名な観光地、アーカディア国立公園(Acadia national park)との観光を絡めると、8月にメイン州旅行をしたい。

今回は真夏にダメ元でアーカディア国立公園の帰りに『ISF Trading(ISFトレーディング)』に寄ってみました。


1.『ISF Trading(ISFトレーディング)』のウニが日本より美味しい理由

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アメリカでウニといえば、西のカリフォルニア州サンタバーバラ、東のメイン州と言われるそうです。アメリカに住む日本人に有名なウニ業者「ISF Trading(ISFトレーディング)」。我が家も同僚の日本人から聞きました。

「ISF Trading(ISFトレーディング)」があるのは、メイン州でも南の方に位置するポートランド。市内に日本食店もあります。「ISF Trading(ISFトレーディング)」は元々日本人が捨てられていたウニを流通できるように指導し、現在はメイン産のウニの8割を出荷。さらに日本の豊洲市場にも卸しているとのことです。

通常日本のスーパーなどで売られているウニは、鮮度を保つために「ミョウバン」という保存凝固剤がかけられています。北海道の市場ならまだしも、回転寿司で回っているウニはドロッとした感じもあり好きではありませんでした。
しかし、ミョウバンが一切かかっていない『塩水ウニ』はミョウバンが入っていないため苦味がなく甘いそうです。

殻から取り出したばかりのウニを塩水に漬けてできる『塩水ウニ』。

塩水ウニの賞味期限は短く、2日間くらいしか持ちません。
市場に出回る前のウニ加工業者である「ISF Trading(ISFトレーディング)」では、『塩水ウニ』が食べられるとのこと。

実際、現地は明らかに加工場です。
日本にきれいな食堂等に慣れている人は、心の準備が必要です。

↓アメリカの魚は、なんだか味がいまいち。釣りたての鯛(Porgy)も臭みがあります。日本で購入した「創味 もみじおろしぽん酢」をかけると、醤油よりも臭みが消されてアメリカの魚でも美味しく食べられます。
アメリカだと大根も手に入りにくいため(田舎だけ?)、もみじおろし入りは日本よりも購入する価値ありです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

創味 聖護院かぶらのもみじおろしぽん酢(550g)【創味】
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2.『ISF Trading(ISFトレーディング)』の行き方

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メイン州は、ボストンのあるマサチューセッツ州の北東にある州で、アメリカの北東の端の州です。

 ボストンから、メイン州 ポートランドへは、
  • 鉄道で約2時間30分
  • バスで約2時間
  • 自家用車で約2時間
などの手段で行くことができます。

住所は以下↓
ISF Trading
390 Commercial St, Portland, ME 04101

『ISF Trading(ISFトレーディング)』の入り口は、少しわかりにくいです。
『ISF Trading(ISFトレーディング)』は、ポートランドの海沿いにあります。道路から侵入し、手前にある他店(右側)を通り過ぎて奥の柵のある敷地内に入ります。

我が家は行ったときは、中国人カップルがほぼ同時に到着しました。明らかに同じ目的地だと思われたのですが、中国人カップルも入り口がわからず。

敷地内一番手前の加工場のビニール暖簾をくぐった彼らは、すぐに「もっと奥がISF Trading(ISFトレーディング)で購入できる場所だ」と言われたようで出てきました。既に奥に向かっていた我が家でしたが、敷地内に入ってから50mほど行ったところで店員らしきおじさんが立っていて中に案内してくれました。

予め「入り口がわかりにくい」との情報はインターネットから仕入れていましたが、それでも店員のおじさんがいなかったらわかりませんでした。

入り口は「office」と書かれた扉ではなく、右の黒いビニールの暖簾の奥です。
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暖簾の手前には水たまりがあり、小さい子ども連れだった我が家におじさんは「水たまりに入らないように気をつけて!」と言っていました。
このあたり、少し匂います。

ちなみに、駐車場は店の反対側にいっぱいあります。

↓10年間で3度目のアメリカ勤務の我が家。行き来する中で、「絶対日本で買いたい物!日本の産業で守りたいもの」ははっきりしてきました。
薗部産業の味噌汁椀の丸みは、持ったときに毎回幸せな気持ちにしてくれます。3度目の渡米前に購入。航空便で送りました。


3.『ISF Trading(ISFトレーディング)』のメニュー

『ISF Trading(ISFトレーディング)』で購入できる海産物の一覧は、店を入ってすぐ見える左奥に記載されています。
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2022年8月現在のメニューです。

我が家と行った日には他のお客さんは、全員中国人のようでした。
でも、メニューは日本語と英語のみ。

ここで余談。
店員のおじさん(中国人)と片言の英語で話していましたが、私に
「Korean or Chinese?」と聞いてきました。
この時まではカタコト英語で会話。夫は不在。子供は一切英語話せず(渡米後1ヶ月。子供3人)。
子供達と日本語で会話していたのに、中国人に「中国人?」と聞かれるという…

「Japanese」と答えましたが、答えた後に態度が変わったとか他の客より適当にあしらわれたりはしませんでした。幼児の末っ子(男の子)をとても気に入ったようで、しきりに話しかけて頭をなでていました

店員のおじさん(中国人)は、良い人です

すぐ横に、水産物の加工場があります。子供を抱っこして入り口(食堂にあがる階段の真横)から少し覗きましたが、作業員(ウニを剥いている?)の方々は気さくに手を振ってくれました。
作業は結構大変そうですが、ここで作業し終わった『塩水ウニ』をすぐに食べられる。新鮮なウニが食べられる理由は、明解ですね。

上の画像にあるメニューを良く見てもらうと、一番上段に
  • 塩水うに 28ドル/150g
とあります。(*他の日本人がインターネットで書いている情報より価格はあがっていました)
メニューは通年通して書き直している様子はありません。
値段だけは変更があると思われます。

前情報では
「塩水ウニは9月から」と書いていましたが、訪れた8月に
「塩水ウニは、今、購入可能か?」聞いたところ、

「あるよ」
と、沢山塩水ウニが入った発泡スチロールを見せてくれました

冷凍品は、日本のスーパーでアイスが売っているような冷凍庫に入っていますが、塩水ウニは発泡スチロールなので店員さんに尋ねる必要があります。

↓2度目のISFトレーディング訪問時は、日本のパックライスを持参しました施設内では食べず、持ち帰りです。

↓海外赴任を期にスマイルゼミに入会。予習になっているそうで、小学生は成績がよくなりました。
 

4.『塩水ウニ』は8月初旬に購入できる!

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日本語のみで検索していましたが、
「『ISF Trading(ISFトレーディング)』の塩水ウニは、9月から購入可能」と書かれていました。

「早くても8月末から購入可能かも?」と思っていましたが、訪れたのは2022年8月8日。
8月初旬に、『ISF Trading(ISFトレーディング)』の塩水ウニを購入できました!

ダメ元でポートランドに行ってみましたが、立ち寄って良かったです。
ちなみに、2022年7月8月はアメリカ東部はかなり暑かったです。そのため、天候が販売時期に影響したわけではないかと推測しています。

*2022年の情報ですので、毎年8月に入手できるかは未確認です。

購入したのは、
  • 塩水ウニ 3パック
  • 刺し身セット 1パック
  • パックご飯 3個
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海鮮は安価で購入できるもののみ、試しました。パックご飯は1つ4ドル(2022年8月)。アメリカ価格です。

2階の食堂(従業員の休憩所も兼ねている)に案内してもらい、セルフサービス?のお茶がおいていました。
子供用の食器もありました(末っ子を気に入っていた中国人のおじさんが、末っ子に3つ持ってきてくれました
ちなみに、トイレも横にあります。(女性用トイレは、日本のようなトイレの機能がついていましたが、男性用はないそうです)

子供達は、塩水ウニを食べず。ミョウバンの有無関係なしに、子供は苦手なようです。
というわけで、夫婦で1パックを分けました。
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↑こちらが、購入してすぐに食べた
ISF Tradingの『塩水ウニ』です。
身がしっかりしている!味は甘い!苦味なし!北海道の市場で食べたものよりも美味しかったかもしれません。(北海道だと選べる海産物が多いため、ウニを食べたのは20年前ミョウバンの有無はわからず)

ちなみにパックの開け方。
パックをよく見ると、日本語で書かれています。
パックは、縁にそって一周回ってはがせるタイプ。角につまみがついています。
上蓋を外したあとは、2つある穴っぽいものを押します。
簡単なザルのようになっているので、塩水からザルとウニだけを一度取り出し、塩水を捨てます。
(中国人の店員のおじさんは、ご飯を持ってきたお盆に塩水をジャーっと出してくれました。このあたりは、中国っぽいですね)

2パックは持ち帰り。
1パックはその日の夕飯(1日に2度目のウニ丼)。
2パック目は、翌日の夕飯。(2日連続、ウニ丼を夕食に)

↓夫婦で分けたので、これは半量です。ご飯を適当に盛ってしまったので、ウニがうまく並べられず
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お店でも韓国のりっぽいものは売っていましたが、購入せず。

日本から調味料をいくつか持ってきており、日本の海苔と刺し身醤油で塩水ウニを使ったウニ丼を食べました。

グレード低めの米(雪華)を使っていますが、ISF Tradingのパックご飯で食べるウニ丼よりは、家に持ち帰って食べるウニ丼のほうが美味しかったです。海苔が一番の決め手のような気がします。

後悔がないように大人2人に3パック購入。人生でこんなにウニを食べたことがなかったので、十分贅沢でした。

ちなみに『塩水ウニ』。販売していた発泡スチロールの箱に沢山入っていたので、売り切れることはなさそうです。コロナの影響で、日本人客は減ったのかもしれません。中国人はウニを購入していませんでした。

来店したのは、開店時間の12時です。

発泡スチロールは有料でしたが、氷は無料でもらえました。

▼公式HP(中国語ですね・・・)


8月にポートランドでウニが購入できると、更に北のアーカディア国立公園への行き帰りに寄れるため、旅行の計画が立てやすいと思います。

日本より美味しい、
ISF Tradingの『塩水ウニ』。是非試してみてください。

▼2023年、再訪!メイン州はウニだけじゃない!

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