もしアメリカで車を購入すると、どういう流れで購入することになるのでしょうか?
転勤族の我が家。海外転勤でアメリカへ。
転勤ではありますが、車・家・学校、全て会社を通してではなく個人手配です(一部補助あり)。
あっせん等もありません。
自動車社会のアメリカ。それも、車がないと買い物にも行けない田舎での駐在。
2022年は円安が進み、1ドル130円を超えています。
今回は渡米1ヶ月で2台の車を購入した、我が家の体験談です。
1.アメリカで新車を購入
アメリカで新車を購入しました。購入したのは、トヨタのハイランダー。
↑実際購入した車。
日本未導入モデルですが、以前は「クルーガー」として販売されていたそうです。
アメリカでの車の買い方は、日本と異なっています。
あくまで我が家がアメリカのTOYOTAの車を購入した場合ですが、
- アメリカのトヨタの公式サイトに行く(例えば、googleで「toyota usa」と入れる)
- 住んでいる場所のZIPコード(郵便番号)を入れて、近くの店舗の在庫を確認する
- 車を選んで予約をして、店舗まで実車を見にいく
- 購入する
「shopping tools」から「Search Inventory(在庫)」を選び
例えばシカゴのZIPコード「60603」と入れると、
近くの店舗での在庫と金額が出てきます。
現在、日本でも販売されているRAV4のハイブリッドは32000ドル弱。
(乗り出しは更にかかります)
日本と異なっているのは、店舗での割引交渉はしていません。
オプションをつけたりもありませんでした。(元々ついているものを選びます。アメリカなので、作業を頼むと納車まで時間がかかります。)
その代わり、週末ごとに
「今はこの車種は1000ドル引き」のようなキャンペーンを良くやっています。
今回のハイランダーも、1000ドル引きの週末に購入しました。
ハイランダーは2023年にモデルチェンジをすることが発表されています。そのためか、最寄り店舗(田舎)では新車のハイランダーは最後の1台でした。
また、ホームページで在庫をみて
「この車を買おう!」と思って見に行ったら、実車は新車なのに傷がついていたことも。
↑会社の駐車場。手前が我が家のハイランダー。アメリカらしい荷台付きの車で通勤する同僚も。
アメリカの広大な土地の屋外に展示されているため、キズ等があることもあります。
その場合は、他にも見たい車の問い合わせNO.を控えておくと、現地で
「違う車も見たい」といえば見せてもらえます。
広大な土地に車が沢山並んでいます。
「新車販売店の敷地内を歩き回って欲しい車を探す」、ということは出来ませんでした(*我が家が行った店舗では)
店舗を訪れる前に、インターネットから候補の車を何台か絞ってから店舗に向かうことをおすすめします。
店員さんも、ゴルフ場でのるカートのようなもので敷地内にある車の中から希望している車を探して持ってきてくれます。
また、アメリカで異なるのは
新車の試乗は、店舗の敷地内!(我が家だけかもしれませんが)
たくさんの車が並んでいるけど広い敷地内を、初めて海外で車を運転する私(妻)が渡米2日目に運転。
(日本での車の運転には慣れていますが、販売前の新車がずらりと並んでいるので緊張します。)
試乗車ではなく実際に購入する新車を運転するため、日本の中古車を購入するのと同じ感覚かもしれません。
ちなみに、渡米1ヶ月だとアメリカでの免許を取得していない可能性が高いです。
我が家が購入したトヨタは、日本で手続きして持っていった国外運転免許証やアメリカでの仮免許でも購入可能でしたが、同僚が購入したホンダではアメリカの免許が必要と言われたそうです。
海外駐在の方は、予め店舗や現地の同僚に確認することをおすすめします。
↑シートの色は選べず。ある車を選ぶだけなので仕方ありません。
↑日本でも2022年に新車を購入したところでしたが、年々ハンドルにボタンが増えていてアラフォー女には覚えられません
新車だと、契約して3日後ぐらいには受け渡しでした。
当然アメリカだと自宅まで配送してくれない、バスも走っていない、タクシーも珍しい田舎。
(日本でも、田舎で購入したときは家まで配送されてきましたが、都会で購入した際は徒歩5分の店舗まで歩いて行きました。日本でも都会だと納車は店舗でしょうか?)
夫が期間限定で会社から借りている車に家族全員で乗ってトヨタに行き、私(妻)のみ購入した車で夫の運転する車の後ろについていって家まで運転。
(アメリカの車にナビはついていません)
初のアメリカでの運転が、渡米5日後かつ新車でした。(渡米3日後に車を購入しました。)
次の日(平日)には恐る恐る子供達を載せて、買い物に行きました。
車がないと、何も出来ないアメリカの田舎だと、車に乗らないという選択肢はありません。
日本で運転したことがない駐在妻も多いです。
日本で運転したことがない人は、アメリカでも初めは苦労します。
私は日本では関東から関西まで1人で子供3人連れて運転していましたが、それでもアメリカの初めて走る道は不安です。
レンタカーでも良いので、渡米前に少しでも日本で車の運転に慣れておくことをおすすめします。
(特にアメリカ田舎駐在!夫の同僚の奥様方が運転できず、家にこもっています・・・運転できない奥様は都市に住むという選択肢もありますが、会社から遠くなることがあります。私は、車のない生活は耐えられません)
↓日本から持ってきたのは、ホームベーカリー。1度目のアメリカ赴任時は持ってきていなかったのですが、あるととても便利です!1度目も持ってきていたらもう少し生活が楽だったかも・・・(うつ気味でした)
2.アメリカで中古車を購入
アメリカの田舎では、当然夫婦に1台ずつの車が必要になります。
よく、アメリカだとスクールバスがあるような描写もありますが、スクールバスが来てくれない場所もあり、そこだと毎日学校まで親が車で送迎することになります。
(我が家はバスが来てくれましたが、乗り遅れて車で追いかけたことも…)
アメリカでの2台目は中古車を探すことにしました。
日本だと中古車は値段が新車と比べて安くなりますが、アメリカだと中古車でもそれほど値落ちしません。
そのため、新車を購入する駐在員が多いのですが、問題はお金。
渡米したばかりだとドルが足りないため、新車だと購入できる車が限られます。
今回、1台目に8人乗りの新車ハイランダーを購入。
我が家は5人家族。アメリカだと3歳でもベビー向けの大きなチャイルドシートを使う必要があるため、RAV4のような日本だと大きい車でもアメリカだと子供3人いると狭く感じます。
日本ではm日産のセレナやトヨタのノアに乗っていました。
アメリカでの2台目の車は、安い中古車を探すことに。ちょうど日本に本帰国する上司から
「車を買い取らないか」
と声をかけてもらいました。
アメリカだと、中古車の値段は年数と走行距離でほぼ決まっています。
インターネットで中古車販売について調べると
- 店舗での中古車の引取価格の相場
- 個人売買での中古車の相場
個人売買する場合も、サイトでの価格を参考に売買することになります。
今回、相場よりも安く譲ってもらいました。
8年落ちの13万キロ走ったアウディ Q5
↑参考写真ですが、同じ色です。
日本円だと150万円ほどの金額で買い取り。
13万キロ走った車、日本だとあまり価値はないと思われますが、アメリカだとまだまだ現役です。
中古車サイトで調べましたが、どんなに小さい車でも13万キロ走っていても高かったです。
無事、同僚から車を譲ってもらって書類を持って名義変更とナンバープレートを変更しにDMV(アメリカの運転免許センター)へ。
ここで盲点!
個人売買で中古車相場よりも少し安く譲ってもらったため、正規の中古車価格に対しての消費税(Sales Tax)をDMVで払うことに!
日本で中古車を購入したことがなかったので知りませんでしたが、アメリカだと中古車を個人売買で購入しても消費税を払うようです。
8年落ち13万キロのアウディ Q5は本来200万円するらしく、その額の税金を支払いました。
駐在員は渡米してすぐだとドルの資産が少ないと思われますので、この点も要注意です。
いつどこで費用が発生するか、異国だと予想も付きません
↓アメリカにいると、日本の物が欲しくなる!2度目のアメリカ駐在前に、めいぼく椀を6つ購入。
手触り最高です!東京の合羽橋でも見かけましたが、インターネットのほうが種類は多いです。
3.円安でのアメリカでの車購入は辛い!
2022年6月、円安が進み1ドル130円を超えました。
5年ほど前は、1ドル106円前後。
例えば30000ドルの車。
5年前は、30000×106=3,180,000円
2022年だと、30000×130=3,900,000円!!!
70万円以上も購入価格が上がっています
アメリカで給料をもらっている場合はましかもしれませんが、我が家は海外転勤。
当然、貯金は日本円です
海外で車などの高額商品を購入する際には、円安か円高かによっても全く状況が異なってきます。
足りないお金は日本から送金することになるため、円安だとかなりダメージが大きいです。
海外転勤になるタイミングは選べませんが、アメリカだと事故もよく見かけるためメンテナンスに自信がない場合は、新車を正規販売店で購入するほうが良いです。
ちなみに、トヨタの新車は数年間のアフターサービス付き。
中古車のアウディは夫の通勤用にして、遠出する際には新車のハイランダーに乗るようにしています。
いずれ日本に帰国する際に手放すことを考えると、高値で売れそうなハイランダーの走行距離は少ないほうが良いです。
しかし、やはり13万キロ走ったアウディで長距離乗るのは、勇気が要ります
アウディはハイオクなので私(妻)が間違えそう、アウディはバックモニターがないと言う理由で、妻のほうがハイランダーに乗っています「大きすぎる!」と思っていましたが1年で慣れてアメリカでもバック駐車しています
前方駐車のほうが出るときが怖いです
▼新車も中古車も1年経たずに修理!やはり異国生活は大変です…
↓椿油も白髪染めも日本で購入してアメリカに持ってきています。髪質が異なるので、日本の担当美容師さんがアメリカ製品を使うのはおすすめしないとのことでした
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