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産まれてから大学を卒業するまで地元で育ちました。就職・結婚・夫の転勤への帯同と、国内外に引っ越すこと10回。

現在首都圏の都会に住み、地元を離れて約15年でようやく
「私の生まれ育った地元は、実は結構な田舎だったのでは?」と思っています。

田舎に抵抗はないけれど、全く地元を田舎と認識していなかった田舎出身者が語る、地元・田舎あるあるについてです。

個人の見解です。予めご了承ください。

 

1.田舎ってどこ?県庁所在地でも田舎?

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初めに自分の地元が田舎と言われたのは、夫と結婚した時。
田舎だと言われました。

夫は県庁所在地ではないものの、人口50万人都市に実家があります。
私の実家は県庁所在地にあるため、まーーーったく田舎だと思っていませんでした。

そんな私が首都圏の都会に住んで
「地元って田舎なのでは?」
と気づいた出来事を紹介します。

↓小学校入学と同時に配られたり、携帯必須の防犯ブザー。
田舎だと人通りもなく、真っ暗な地下道には警察直通電話がついていましたが
子供「こんなの、電話をかけている間にやられるよ!!」と言っていました
正論


2.あぜ道がない。歩行者専用道路があって広い

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地元だと、車1台しか通れない道を車が入ってきた時、子供の時はあぜ道に上がって避けていました。そこに生えている草花を採集して持ち帰ったり、生き物を捕まえて餌になる草も一緒に持ち帰ります。

都会に引っ越してきたら、あぜ道はなく歩行者専用道路がほとんどの道路にありました。
アスファルトの隙間から生えている草花もほぼ見かけません。
都会で子供に「道端の草をとってきて!」と言っても、草を見つけることに一苦労。
(公園にしかないのでは?)

地元だと大きなトラックが通る国道沿いでもガードレールがなく50cmほどの幅の道路。子供の時は大型トラックが通り過ぎる際の風が強くて、道路に体が倒れそう。それが怖くて、道路ではなく田んぼの中の道を通って出かけていました。

都会だと信号も多く、そもそも大型トラックが街中を通らないので子供も安全。

ただ、都会で1つ困っているのは、自転車でどこを走ればいいのか迷います。
車が走る道路の左端に自転車が走るための線が引いてあるのですが、道路の幅は田舎とあまり変わらないため自転車で道路を走ると後ろからくる車がとても怖いです。

田舎だとそもそも自転車で走っている人は少なく、道路を走っているのはロードレーサーに乗ってヘルメットをかぶっている人ぐらいです。

3.野生動物が出る。猪や鹿を食べる

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昔から地元では「猪がでる」ことが普通でした。
早朝や夜は猪や鹿が出やすいので、一人で家の前にある山の方に行かないようにと言われて育ちました。
大人になって、街灯のない山沿いの国道を車で運転していると、車のヘッドライトで光る鹿の目にびっくりします。

実際に猪や鹿を家の前で見たことはありませんが、夜や早朝にはうろついているようです。
この10年で特に畑を荒らされるようになったため、市が無料貸与している猪を捕まえるゲージを借りて設置しています。

市の職員曰く、
「猪の好物は唐揚げなのでゲージに唐揚げを設置すると捕まえやすい」とのこと!
(1度母は唐揚げを設置しましたが、勿体ないのでやめました)

ある日、ゲージの罠に猪がひっかかって捕獲!

捕まえた猪は、近所の猟師さんにあげたところ、解体した肉をもらいました。

私は子供の頃から猪の解体を見ていたので自分の子供にも見せていたのですが、豚や肉の解体はみたことがありません。
都会の子だと、そもそも動物の解体をみることがないのでは?と思ったのも最近。
解体をみるのを嫌がる子もいそうですが、都会育ちの我が子は凝視しています。

ちなみに2022年1月1日の夕食は、12月末に捕獲・解体した猪の子供の肉を使ったぼたん鍋(猪鍋)でした。
3歳児や私は大好物!!
都会育ちの夫も抵抗なさそうですが小学生の娘は脂身が苦手だったようです。

私の家では鹿は食べませんが、鹿はミートソースにしてスパゲティとして出す店もあります。

獣肉は流通していませんが、解体してすぐ冷凍すればとても美味しいです。

↓地元で食べれるので購入したことはありませんが、レビューの点数が高いので都会の人も猪は好きなのでしょうか?
味が異なるのはとても気になります。


4.都会には精米機がない。白米が5kg単位で売っている。玄米が少ない

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これは、とあるテレビ番組をみていて最近気づきました。
テレビでは、路上にある「コイン精米機」がわかるかどうかがクイズになっていました。

18歳で自動車免許をとってから、たまにお使いで1人で10kgの玄米を車で運んでコイン精米機で精米していました。
実際にコイン精米機に行ってみるとわかるのですが、結構お米が落ちています。
また、10kg100円ほどですが、入れた玄米10kgが本当に全部精米されているのか、機内に残っているのかわかりません。

そのため母は、玄米を10kgではなく9.8kgほどに量り分けてコイン精米機に持っていっていました。

でも、コイン精米機を使っていたのは昔の話です。

15年ほど前から、実家には自家用の小型の精米機があります。

ある時、卒業後に訪れた母校の大学の教授が
「美味しいお米の食べ方を知っているか?コイン精米機で玄米を精米してすぐに食べると美味しい!」
と言いました。

その時同じ母校出身の夫が
「先生!嫁の実家には自家用精米機があります!!」
と暴露。

教授が「それは凄い!」と言ったことで、精米機が家にあるのは珍しいことなのだと気づきました。

家に精米機があるのは珍しいとこの時気づきましたが、都会の街中にコイン精米機が全く無いのは気づいていませんでした。

今でも父親から
「玄米を多めにもらったから、持ち帰って自宅(首都圏)で精米して食べなさい!」と言われるのですが、精米機を見つけるのが大変そうなので断っていました。

玄米を持ち帰らなくてよかったなと、今は思っています。

ちなみに、ふるさと納税も以前は玄米を頼んでいました。田舎から都会に引っ越した際に白米に変えましたが、これも正解でしたね。

↓楽天でレビュー1位のもの。実家の精米機も祖父母宅にある精米機も20年以上保っています!
実家では当日食べるものを食べる直前に精米することもあり、子供の仕事です
余裕があるときは、電気代の安い夜に精米しています。
お米にこだわりたい方は自家用精米機はおすすめ。かなり小さいです。


5.地元には歩者分離信号がない

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都会にきて驚いたこと。今住んでいるマンションは駅近くではなく街中にありますが、そんな住宅街でも信号が歩車分離信号だったこと!

人生で初めての歩車分離信号が身近になりました。
家の目の前にあるため、子供の通学時は安心です。(そもそも都会だと通学5分。転勤前に住んでいた田舎だと子供は通学に40分かかっていて、信号のある道路は歩車分離ではなく危ないので使用禁止薄暗い地下道路しか使えませんでした)

車の免許を取る際も、田舎だとテキストに載っているのと同じ道路や信号が身近になかったりします。

田舎の方が道が狭くすれ違いも大変だったりしますが、なんとなく道を譲るルールみたいなものがあります。(前から来た車のナンバーがよそ者なら自分がすれ違うところまで下がる←相手が下がるのをまつを遅いから等)
都会だと、交通ルールさえ守れば問題なく走れるような気がします。
(自家用車で銀座を走りましたが、意外と普通でした。)

↓田舎から引っ越すときに、都会だと小さい方が良いかなとコンパクトカーに変えたのですが、思ったより高級車や大きい車が多かったので1年で新車に乗り換えました
他府県(田舎)ナンバーで小型車だと、高速でなくてもかなり抜かれました

6.まだまだあります、田舎エピソード!

今回は有名な田舎エピソードから、首都圏に住んでみて私が実際に「そういえば…!」と感じていた田舎・都会の違いエピソードについてでした。
まだまだあります。
そして、自分がテレビの「こういうところが田舎」特集を見ていて思ったのですが

田舎エピソード、かなり共感できます!

田舎エピソードを聞くことで、「そういえばこういうところが田舎なのか」と気づくことも多し。

私の場合は都会が好きなわけでもなく田舎が嫌いなわけでもないため、田舎と言われて
「そうか!」と思うと同時に
田舎だからこそ楽しめることはないか、都会の人から羨ましく思われる生活はないかと探したりします。

鹿に葉っぱを食べられた葉っぱのない人参を収穫したり、庭の鳥に食べられないようにネットを張ったものの毛虫やカメムシがついている木からさくらんぼを収穫したり、なかなか都会ではありませんね。実家では「面倒」という理由で無意識に無農薬です。

「農薬がついていても虫がいないほうがいい!」という友人もいますが、都会で買った野菜に虫がついていてもクレームを入れず諦めるのは、田舎出身ならではかもしれません。

どこに住んでいても、他の都市との違いを意識しながらその土地でしか出来ない体験や価値観を住む人と共有できたらようなと思う、転勤妻の私でした。




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