前置胎盤、出産体験談その5です。
前回までの話はこちら
【経験者は語る】前置胎盤での出産①いつわかる?治る?管理入院はいつ?はこちら→☆
【経験者は語る】前置胎盤での出産②入院、自己血貯血、出血はこちら→☆
【体験談】前置胎盤での出産③出血から準緊急帝王切開へはこちら→☆
【体験談】前置胎盤④出産週数は?早産低体重児、赤ちゃんの障害は?はこちら→☆
目次
1.前置胎盤の入院費。高額医療費適用するも、2ヶ月に分かれました
↑悲しい「ハイリスク」の文字…
体験談①~④ですでに書きましたが、
- アメリカ駐在中に妊娠。前置胎盤のために急遽子供2人を連れて帰国。
- 日本に家がないため、実家に居候。
- 子供は実家近くの幼稚園と小学校に転入。
- 夫はまだアメリカ。家族に1ヶ月遅れて帰国
- 夫は日本の新しい勤務地へ、子供達は私の実家に滞在、私は実家近くの大学病院で入院
また、最後は出血して予定帝王切開まで待てず。
準帝王切開になり
出産週数は36週と6日。
予定より早く出産したため、予定より早く退院することになりました。
(早産未熟児でしたが、なんとか母子ともに正規の入院日数で退院できました。)
そのため、トータル入院日数は1ヶ月と3日、34日間でした。
ただ、出産も入院もちょうど月の真ん中だったため、高額医療費制度を利用しても2ヶ月分が必要。
我が家は一般的なサラリーマン世帯なので
高額医療費制度の
80,100円+(総医療費※1-267,000円)×1%
こちらの計算式が適用となりました。(2021年の時点。制度が変わる可能性もあるため、現在の限度額は各自ご確認ください)
*年齢や世帯収入、入っている健康保険で異なります。
ただ、気になるのは
実際、入院費用はどれだけかかるか
ですよね。私もそうでした。
↓帝王切開でも、産後の骨盤はガタガタでした起き上がれず整形外科や整体に通いました
周りでも使用しているママさんが多かったです。
2.出産費用公開!入院前半(出産なし)の費用は?
実際の請求書を載せます。ちなみに、地方都市です。
入院前半(出産なし)の1ヶ月目の支払い、
109,440円かかりました!
高い!!
総医療費として901,010円
食費で32,500円
保険適用・高額医療費適用のありがたみを感じます。
食費。
上2人を産んだ病院だとステーキやお寿司なども出ていたので大学附属病院の質素な食事内容にしては高く感じますが、仕方がありませんね。
(上の子も切迫早産で入院しましたが、個人の産院だったので食事も豪華、3時のおやつ付きでした)
診療明細書を見ても、
◯◯~◯◯の診察×◯日=◯◯点
となっているため、同じような症状で入院した方だと同じぐらい費用がかかるかと思われます。
特定の検査のみでの点数は書かれていませんでした。
↓妊婦用のパジャマを探していたら、サルエルパンツが紹介されていました!今どきの妊婦服はおしゃれですね妊婦用というより、ウエストが緩めのゴムなので妊婦も使用できるようです。
3.出産費用公開!入院後半(出産あり)の費用は?
入院後半は、出産費用を含みます。
準帝王切開有り、赤ちゃんの管理費あり。
入院日数も前半とほぼ同じ。
平日昼間の準緊急帝王切開です。
私「入院費も前半と同じ10万円ぐらいかな・・・」と思っていましたが、退院日にはまだ精算が終わっていないとのことで支払いはありませんでした。
私の入院していた大学附属病院では、退院後の指定日に病院に電話をかけて入院費を確認し、1ヶ月検診の日に支払うシステムでした。
その費用は私の分と赤ちゃんの分で請求書が分かれていたのですが、
私の分は
20,815円!!
赤ちゃんは
12,330円!!
赤ちゃんは保険適用外と書かれているので、おそらく聴覚スクリーニング等の検査費用ですね。
私は、保険給付1,116,520円と食費32,800円。
その中から出産育児一時金の420,000円(2018年当時)を引いたとしても…
入院前半より遥かに入院費用が安い‼!
↑こちらの「合計内訳」の差額分が請求されています。出産した平成30年は一時金が42万円でした。
こちらにも「異常分娩」の文字…
「管理入院が短めで1ヶ月で収まった場合、もしかしたら普通に出産するよりも安く済むのでは・・・?」
と、思いました。
入院生活も辛く帝王切開でお腹も痛く、早産未熟児で授乳もうまく行っていませんでした。それでも、懐は「思ったより助かった」というのが正直な感想です。
保険が適用される分、帝王切開は安く済むと聞いたことがありましたが、人によってはそうかもしれません。
↓ケアのしやすさと価格と比較して、私はアトファインを使用していました。退院前の検査のときにおすすめされたので、帝王切開の人は早めの入手をおすすめします。さぼった義妹はミミズ腫れしているそうです
楽天で一番売れているショップはコチラ(私も楽天で購入しました)
4.民間の保険に入っていたか?
私は子供を3人産んでいますが、
- 第1子、切迫早産で緊急入院
- 第2子、切迫早産でドクターストップ(産休前から仕事を長期休暇に)
- 第3子、前置胎盤
1人目の切迫早産のときにも「保険に入っていたほうが良かったのでは?」と馴染みの保険外交員さんに言われたのですが・・・
結局、私は医療保険には入っていませんでした。
(そして今も入っていません。)
なので、支払った金額としては上の合計額全てを払ったので、15万円弱です。
そのうち食費が6万円ぐらいなので、入院費としては9万円ぐらいでしょうか。
高額医療費制度があってよかったです。
↓帝王切開後から筋トレがあまり出来ず、調子も悪くなってきたのでヘム鉄飲み始めました。
帝王切開前にも産院から鉄剤が処方されていましたが、バカでかいアメリカの鉄剤を飲んでいたので出血しても元気でした。
やはり女性は鉄は大事だと実感(アラフォーで非常に体調が安定しません)
5.実際の支出合計は?
4、で「民間保険に入っていなかった」と書きましたが、我が家は結果的に全額払っていないようでした。「払っていないようでした」というのは、返金されているようなのですが詳細はよくわかっていません。
我が家は実際に請求額を支払いました。その後、加入している夫の会社の健康保険組合からくる「年間医療費のお知らせ」の「組合給付額」の場所に金額が入っており、「本人支払額」が減額されていました。
今回体験談を書くにあたり再度給与明細を再確認したところ、退院日から4ヶ月後の夫の給料明細で確かにこの「組合給付額」分が返金されていました。つまり、給料の支払いとともに返金額も口座に入っていました。
出産時点で私は夫の扶養に入っていたため、夫の保険組合のなんらかの制度が適用されたのかもしれません。上に書いた15万円を支払いましたが、5万円以上返金されました。
出産した年、夫がアメリカ勤務中で日本にいなかったため日本での給料は少なめ。もしかしたら、高額医療費の上限支払額がもう1ランク下がったのかもしれません。
民間保険に入っていなくても最終的には支払額が減るかもしれませんので、加入している保険組合の制度を確認しておくのも良いかもしれません。
我が家は自動で適応されたので今でもよくわかっていませんが、支払額が減ったのはラッキーでした。
↓小さく生まれる子が増えたから?未熟児だった末っ子も大学病院が母乳実感だったので、退院直前に急いで注文しました。小さく生まれた子供は、体重増加を特に気にする必要があります。第3子でも苦労しました。
なかなか周りに経験している人がいず、また話すこともないので実際経験すると不安です。
でも、産んでしまえば条件は同じ。
早産未熟児でもすくすく育っています。
3歳直前で身長90cm体重12kgと、上2人とほぼ同じです。
上2人と同じように1歳クラスから保育園に入れましたが、特に上の2人より風邪をひいたり体が弱いと感じることはありませんでした。
私の体験談が、誰かの役に立てれば幸いです。
▼前置胎盤の体験談はこちら
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