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前置胎盤、出産体験談その2です。

前置胎盤体験談①、
【経験者は語る】前置胎盤での出産①いつわかる?治る?管理入院はいつ?はこちら→








1.管理入院中の入院部屋はMFICUから大部屋へ

前回の最後に、「初日は、MFICUに入りました」と書きました。
この部屋は緊急性の高い患者が入るため、入院後安定していると分かるとすぐに部屋が変わっていきます。

次に移ったのはMFICU個室近くの2人部屋でした。

この部屋では、双子を妊娠中の方と同室。

MFICUにいた時は個室だったため、上の子供達(当時5歳と7歳)がきて少しうるさくても問題ありませんでしたが、2人部屋になので子供が来る場合は気を使います。
この部屋では誰もお見舞いに来なかった気もします。

この部屋でも1,2日過ごしてから、次は大部屋に移りました。

ちなみに、初めに入ったMFICUも2人部屋も別料金は取られていないようでした。
患者が希望したのではなく、病院側が必要と認めた場合に個室等を選んだ時は追加料金不要のようです。

大部屋のある区画は婦人科の他の病気で入院されている方も多かったのですが、部屋ごとに妊婦かその他の病気かで分けられていたようでした。

大部屋なので、見舞客も多かったです。

1日中同じメンバーで過ごすものの、入院中全く誰とも話しませんでした。
私のいた病院では他の人も仲良くなっている様子はありませんでした。

そのため、見舞客がいない時間帯は静かに過ごせました。

私は比較的自由であったため、トイレに行ったり、しゃべったり食べたり出来るフリースペースにある無料の給茶機に飲み物を取りに行っていました。
シャワールームも毎日使用許可が降りていたので、朝一番に予約を自分で取りに行っていました。

病院の1階にはコンビニや図書館がありましたが、そちらまで行くのは禁止されていたため、車椅子で誰かに連れて行ってもらうか1度だけ看護師さんに連れて行ってもらいました。

他の妊婦さんや私の最後の方もでしたが、トイレ以外は行動が禁止されている場合は、朝の看護師さんによる定時健康観察の際にシャワールームの時間を看護師さんに予約してもらったり、水筒を渡して飲み物をくんできてもらったりしていました。

同じ妊婦で同じ部屋でも入院原因は全く異なるため、数日で退院する人もいればずっと寝たきりの人もいました。

私は前の出産でも入院していてその時も1人だけ長期入院だったため、他の人が先に退院していくのには慣れていましたが1度目の入院の際は
「何故自分は退院できないのか・・・」と落ち込みました。

妊娠の目標は子供を無事に出産すること、なので、どんなに長く入院してでも長くお腹に留める方が大事!と思えばそう辛くないと思います。

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2.入院中の食事

食
私は3人産んだ内の2度管理入院しています。
第2子のみ自宅安静で乗り切りました。

第1子と第3子は入院していたため、後期は病院食でした。

体重増加は
  • 第1子:6kg
  • 第2子:10kg
  • 第3子:6.5kg
第2子のときは出産前から出産後まで10kg増加。
そのため、お腹に妊娠線が残っています。

第1子は当然1番若かったのと、緊急入院前日まで自転車にも乗っていました。

第1子のときは個人の産院に管理入院したため、食事も出産後の妊婦さんに出るものと同じで豪華。
3時のおやつも食べていました。
それでも6kg増。

第3子の前置胎盤のときは、大学病院なのでおやつもなく食事も豪華ではなくとても残念でした。
その代わり、予約制で食事を選択できるようになっていたため、それを選ぶのは楽しみでした。
妊婦のためか、他の婦人系疾患入院者の食事にプラスしてジョアがついていました。


入院している方が動いていないはずなのに、体重増加が抑えられます。
出産後に体重が戻らないと話もよく聞きます。
しかし、私の場合は第3子は高齢出産でも6.5kg増加。
これぐらいなら体重を戻すのに努力は必要ありませんでした。(お腹の肉は別として)

病院食はきちっとカロリーや栄養面が計算されているため、家で過ごすより健康的な体重増加になると思います。

ただでさえ辛い入院生活、少しでもいい面があると前向きになれます

↓大学病院での出産は、出産に使用するパッドや産後に必要な用品は自分で購入が必要でした。
病院の売店でも購入できましたが、私は必要なものだけネットで購入。
可愛いもののほうがテンションがあがります


3.入院中の薬・サプリメント

私は妊娠した時点では夫のアメリカ赴任に帯同していたため、アメリカの医者からサプリメントを処方されていました

アメリカはサプリメント大国なので、妊娠前でも
「ビタミンDのサプリメントを飲みなさい。
太陽を浴びているから大丈夫?
そんなに太陽出てないでしょ?」
と言われました(冬でした)。

妊娠中処方されたのは、とてもでかくて青いサプリメントです。
1cm×2cmぐらいのアーモンドのようなものでした。
もちろん一気飲み。
主には鉄や葉酸等が含まれており、妊婦に不足しているものでした。

前置胎盤での出産は大量出血が予想されます。

そのため、予め自分の血を献血のように採りパックにいれて保管しておく、自己血貯血があることが多いです。


他人の血液を輸血する「同種血輸血」には、不適合輸血やウイルス感染といったリスクがあり、必ずしも安全であるとはいえないため、当然採れるなら自分の血のほうが安心です。

私の場合も、自己血採取をしました。

自己血採取をする前に自分の血の濃度を測定します。
(血中ヘモグロビン濃度:Hb。主治医はドイツ語読みで「ハーベー」と言っていました)
こちらは普段の健康診断の血液検査でもあるのと同じです。

血が薄い(Hbが低い)と自己血貯血ができません。
献血が出来ないのと同じですね。

元から女性は血が薄く貧血気味のことも多く、私も何度か献血する前のHb検査でひっかかって献血できませんでした。
そのため、Hbを上げるために日本の病院でも鉄剤が処方されることが多いと思います。

私の場合も鉄剤の処方を提案されましたが、私は既にアメリカのサプリをもらっていたので断りました。
主治医に
「日本のサプリメントよりアメリカのものを飲みたい。日本のものは不要だと思う。」
と成分表も見せて話したところ、
少し若めの先生だったため理解していただけました。

アメリカのサプリメント、実は処方された後も前置胎盤とわかるまでは服用していなかったのですが(でかくて値段も高い)、正直飲んでよかったです。
よく言われることですが、アメリカの薬やサプリメントはアメリカ人の体型に合わせているため日本人には過剰です。
でも、それが前置胎盤での出産ではプラスに働いたのでは?と個人的には思っています。

自己血貯血は私の場合は400mlずつ、合計800mlが予定されていたと思います。
サプリメントが効いていたのか、血の濃度(Hb)は妊娠前よりも高いぐらい。
1度目の貯血の後もHb濃度に問題なく、1,2週間後に2度目の貯血をしました。

私の場合はサプリメントのおかげか、貯血後に貧血等も無く無事貯血できました。

日本でも鉄剤が処方されると思うので、是非好意的に服用されることをオススメします。

自己血貯血ですが、出産まで保管するためその際に不備があったり、稀に固まって使用できなくなったりもするそうです。
予めそんな説明もありましたが、私の場合は問題なく使用できました。

また、鉄剤を飲むことで便秘気味になります。
あまり動かないのでよりひどくなります。
そのため、便を出しやすくするためにマグネシウムが処方されることが多いと思います。


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4.予定帝王切開の日が決定

妊娠後期ではNST(ノンストレステスト)が加わります。

NSTでは、横になった状態のママのお腹にセンサーを装着。
子宮収縮の有無や赤ちゃんの心拍をモニタリングして、赤ちゃんの健康状態を調べる検査です。
NSTは36週以降に行う病院が多いものの、前置胎盤の入院では毎日朝と夕方の2回テストしていました。
おそらく他のトラブルで入院していた妊婦さんも同じだったと思います。

大学病院では、各自個人持ちでお腹用のベルトを保有。退院時は持ち帰りでした。

前置胎盤の場合、看護師さんにとってNSTの難易度が異なるようです。

胎盤が上についているため、子供の頭が下に向いているということもないようでした。
そのため、看護師さんがなかなか装置をつける位置が見つけられなかったようです。
私の場合、赤ちゃんがそれほど大きくなかったこともあるかもしれませんが、毎日ぐるぐる回っていました。

たまにとても上手にすぐに見つけられる人がいると、素直に凄い!と思えるぐらいでした。
全く見つけられない看護師さんは、他の看護師さんを呼んでくることも。

私が
「前回の看護師さんはこのあたりに装置をつけてましたよ」
と申告することで装置を付ける位置が見つかることも有りました。

こういった経験も、前置胎盤ならではだったなと思います。




5.予定帝王切開前に出血

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35週まで出血せず自己血貯血も400ml×2回完了。

そのため、予定帝王切開をすることになりました。

私は、ゴロのいい数字やちょうど予定帝王切開の週が自分や夫・次女の誕生日と日にちが近かったためにそのどれかと同じになればと思っていました。しかし、婦人科の手術の予定が立て込んでいて全て希望日が通らず
入院していた大学病院では、婦人科産婦人科の手術は火曜日・水曜日・木曜日になっていましたが、婦人科産婦人科の手術は立て込んでいました。
そのため、正規の予約が取れなかったので金曜日になりました。

予定帝王切開は37週と3日で予約をしました。
前置胎盤だと、正産期になる前に出産する人が多いですが、私の場合は予定では正産期に産めるはずでした(フリですね・・・)。

ここまで特にトラブル無く、第1子第2子であった切迫早産の兆候もなし(とは言え、張りは多かったです)。

出産前の最後の土曜日は長女の小学校の運動会だったため、夫と両親に応援をお願いして見舞いはなし。

トイレに行こうと歩いている時に大量に何かがでた感触。

急いで残り3mほどのトイレまで速歩きして便器に座ると、出血している!
トイレに座った安心感からか、便器でも血が出ました。
(生生しい表現かもしれませんが、前置胎盤の人はそうなることがあると知っておいた方が良いです。たまたま私はトイレに行くときでしたが、これがお風呂に入っているときや廊下を普通に歩いているときだったらびっくりです。
入院中のナースコールの位置は、是非確認しておいてください。)

とりあえずトイレ内のナースコールで出血したことを申告

すぐにトイレまで看護師さんが来て、大きなナプキンのようなものを当てられて車椅子でベットへ。
血だらけでしたが、そのまましばらく安静に過ごしました。

少し落ち着いたところで着替え。
この日はシャワーも飲み物の補充もNG。
トイレは自分で行っていたと思いますが、かなり動揺しました。

土曜日だったこともあり、主治医は不在。
当直の先生が子宮口からの確認を行いましたが、とりあえず問題はなさそうとのことで、この日は緊急手術にはなりませんでした。

↓出産の話は『前置胎盤での出産③』に続きます。



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